話題が古いですが、先日のアカデミー賞で司会をつとめたヒュー・ジャックマンのオープニング・ショーがよかったと聞いたので、YouTubeで見ました。
ヒュー・ジャックマンはこちらで紹介した映画『オーストラリア』主演で、米ピープル誌に”世界一セクシーな男”に選ばれた超イケメン俳優なのですが、ひとりでここまでやるとはあっぱれ。 すっかりファンになりました。
彼のオープニングのブラックジョークが効いてましたねー
I am an Australian who played an Australian in a movie called “Australia”.
(私は『オーストラリア』という映画でオーストラリア人役をやったオーストラリア人です。)
と、自己紹介した上で、
Everything is downsized because of the recession. Next year, I’ll be starring in a movie called New Zealand.
(不況のせいですべてが縮小されています。 来年は、『ニュージーランド』という映画で主演します。)
典型的なオーストラリア・ニュージーランドジョークです。
似ているが故に小さな差異もネタにジョークにする隣国ジョークは世界各地で見られますが、隣国だけに過去に(現在でも)紛争があったり、宗教・民族の差異を笑うジョークは差別を助長したりする可能性があるので、アカデミーという公式な場で口にし、皆が笑える微笑ましいものはオーストラリア・ニュージーランドジョークぐらいではなかろうか?(インド・パキスタンジョークではシャレにならない)
留学時代のオーストラリア人とニュージーランド人の友人達もしょっちゅうお互いにジョークの言い合いをしていました。 ネタは羊ネタか、「ニュージーランドはオーストラリアの一部」的なのが多いです。
『日豪ユーモア考』で書いたように、彼らはイギリス系のブラックユーモアを会話にちりばめながら話すことを生き甲斐としているので、まあ、じゃれ合いみたいなもんでしょう。 外の世界から見ると、オーストラリア人とニュージーランド人は英語の発音がちょっと違うくらいで(母音の発音が違う)、似たようなもんなので(笑)、なぜそこまでじゃれ合えるのか不思議です。
比較的地味なニュージーランドを最近アメリカで有名にしたのは大人気らしい“flight of the conchords”。 ニュージーランド出身のコメディデュオが何ともブラック・ジョークで溢れた歌を歌うのですが、これがなぜアメリカで受けているのかちっともわからない私。 理由をご存知の方、教えてください。
YouTube上でも溢れています(↓)。
Flight of the Conchords
November 3rd, 2011 at 2:28 pm
はじめまして。
最近、こちらのブログを知り、la dolce vitaさんはもちろん、コメントされる方々もすごい方ばかりで
普通の会社員の私なんか、勝間さん的な「give」することがなく、ただ読ませていただくだけでしたが
ヒュー・ジャックマンが「レ・ミゼラブル」のミュージカル映画化でジャン・ヴァルジャンに決まったことをお知らせしたくてコメントさせていただきました。
過去エントリーより、la dolce vitaさんは両方お好きだとわかりました。
私もなんです!
「ヒュー・ジャックマン、ジャン・ヴァルジャンに決定!」は6月くらいの発表なのですが、現在はその他のキャスティングが進んでいます。
その他のミュージカルも好きなので、是非、ウェストエンドの話題なども触れていただけたらと思います。
November 5th, 2011 at 8:20 pm
>のんさん
>ヒュー・ジャックマンが「レ・ミゼラブル」のミュージカル映画化でジャン・ヴァルジャンに決まったことをお知らせしたくてコメントさせていただきました。
情報ありがとうございます! それは観たいですねー 両方好きです、でもあんな美形がジャン・ヴァルジャンでいいのか??? ジェラール・ドパルデューくらいの方が合うと思うけど、それだったら母国フランスはともかく世界ではヒットしないか・・・
>その他のミュージカルも好きなので、是非、ウェストエンドの話題なども触れていただけたらと思います。
ミュージカル好きなんですが、1歳半がいるとそれどころではなく・・・
ミュージカルじゃなくて劇ですが、ロンドンで大人気ロングラン中の”War Horse”が日本に来るって噂があります。 よかったですよ、人間が馬の張り子の中に入るのですが動きが本当の馬みたいで、感情移入できます。
http://broadwayworld.com/article/WAR-HORSE-to-Embark-on-UK-Tour-in-Fall-2013-Productions-Planned-for-Japan-South-Africa-and-More-20111020#ixzz1bfNvaMZN