最近「よく毎日書けますねー」という言葉を頂くことが多いです。
このブログは2008年6月に始めたのですが、実は私がブログを書き始めたのは2003年8月。 何と5年半も何かしら書き続けている毎日・・・
なので、答えは「慣れ」です。
有名ブロガーでは、渡辺千賀さんのOn Off and Beyondの初エントリーが2002年11月とブログ黎明期のスタート。 池田信夫 Blogの初エントリーが2004年8月、小飼弾さんの404 Blog Not Foundの初エントリーが2004年11月なので、このお2人よりも1年以上早く始めていたのですが、ブログ歴が長けりゃいいって訳でもないです。 参考までに私のブログ遍歴を。
きっかけは、2003年8月、INSEAD留学直前に情報を探していたときでした。 日本語での在校生・卒業生による生の情報が全く見つからず、英語で検索していたときに見つけたのが英語でのINSEAD在校生のブログ(タイトル忘れました)。 INSEADでの生活が手に取るようにわかり、「こりゃー、便利だ。 私もやろう!」と思ったのが始まり。
よって、当初のブログの目的は、
1. 心配性の親に生活の様子を伝えることによって親を安心させる
今もこの目的は果たしています。 去年ブログが消滅したときはソッコーで「大丈夫?!」と電話かかってきたし。
いや、ブログの存続と私の身の安全は別物なんですけどね・・・
「やろう!」と思ったのがフランスに飛び立つ前々日だったのですが、全くウェブ経験のなかった私が、独自ドメインを取り無料レンタルサーバーを借りBloggerでブログを作ってスキンもカスタマイズして・・・4時間で立ち上げました。 当時、日本語のブログサービスははてなダイアリーしかなかったんじゃないかな?
その留学ブログがこちら→l’année à fontainebleau
留学中は多忙を極めたのですがが、ブログを始めてみると、INSEADの日本人同級生が自分の友達に「こんな生活してるから、これ読んで」と私のブログのリンクを送り始めたので、止めるに止められず・・・
ブログに書くネタを探そうという観察力も高まることを発見し、次のブログの効用を見つけました。
2. ブログは自分に何かを継続する強制力を与える
この「ブログの強制力」を活かし、日本に帰国後にMBAで学んだ内容を復習するブログを始めたのもつかの間、すぐモスクワ長期出張になったのでモスクワ滞在記を開始。 また、日本に戻り今度は自分の味のルーツのおかずを手際よく作れるようになるために始めた『京のおばんざいブログ』も、シンガポールに引っ越すことになり料理の材料が手に入らなくなる・・・ うーん・・・
居住地に縛られるブログは続かないことを発見。
一方で、『京のおばんざいブログ』では1日300人もの訪問者がいるにも関わらず(料理レシピというのは非常に検索する人が多いジャンルなので検索エンジンから来た人中心)、「自分の料理トレーニングのため」という自己中心な目的のため『京のおばんざい』というトピック自体に私の情熱がなく、単なる「レシピ付き日記」になってしまい、せっかく訪問頂いた方とあまりコミュニケーションが取れないことがネックでした。
ところが、それなりにアクセスの多いブログだったので、ある日もう手に入らなくなってしまった雑誌について嘆いたところ、たまたま読者にそのバックナンバーを持っている人がいて貸してもらえることに。 ブログからリアルにつながるコミュニティの潜在力を発見しました。
3. ブログではリアルでの出会いにつながるコミュニティを醸成できる
以上のような経緯により、下記発見したブログのパワーを活かしつつ自分が継続できるトピックを探すことに。
1. 心配性の親に生活の様子を伝えることによって親を安心させる
2. ブログは自分に何かを継続する強制力を与える
3. ブログではリアルでの出会いにつながるコミュニティを醸成できる
私の場合、居住地がコロコロ変わることによりテーマが変わってしまうことが問題だったので、「唯一変わらないテーマ」を探すと、「自分」しかなく、「自分のエッセンスは何か?」を考えたものが、このブログです。
どこに引っ越すことになっても続けられるように、タイトルで安全策も講じてるし(さすがに宇宙には行かんだろー)。
・・・というわけで、いつまでかは全くわかりませんが続ける予定です。
本当は英語でも書きたいんですけどね、ふさわしいネタが思いつかず今後の課題。
February 10th, 2009 at 9:07 pm
ご指摘の通り、継続の力はトータルで見るとものすごいものになりますね。
習慣になってしまえば、それをやらないことに不満を感じるんでしょうね。
歯磨きや入浴などのように。葉子さんはもうその領域に達しているのかも。
一方で最近強く感じるのが、「継続しないとほとんど力にならない」ということ。
(それがTOEFLのスコアメイクだったりします。)ということは、解決策として、
なにかスキルを身につけたいなら、ルーティーンワークの中にそれを取り込んでしまうか、
何かの行動の間に取り入れてしまうのが早いのかな~と。
たとえば、起床→リーディング→朝食→スピーキングの練習→歯磨き→登校中の電車でリスニング→・・・
細切れ時間の活用ですね。
February 11th, 2009 at 6:33 am
ご無沙汰してます。
フィガロの一件ではお土産までいただいてしまい、ありがとうございます。
la dolce vitaさんを知ったきっかけは検索エンジンからのぞいてみた『京のおばんざいブログ』からですが、
現行ブログも楽しく拝見してます。
私は普段、編集・執筆を生業としていますがブログと仕事で書くものとはやはり別物かもしれません。
仕事と同ジャンルの感想録を2005年からつけてますが、使命感の強さが逆転してしまっている気も(笑)。
その他はいろんなコンテンツを作っては消し……を繰り返しています。ただの日記もなかなか続きません。
ジャンルは違えど、長年続いているものの根底は「自分のエッセンスは何か?」に尽きるのかもしれませんね。
日本からこれからも楽しみにしてます!
February 11th, 2009 at 11:23 am
>CREAさん
ありがとうございます。
私のブログは続いていますが、「で、いったい何なんだ?」という疑問は常にありますけどね。
子どもや孫が生まれたら「これでお母さん(おばあちゃん)のこと勉強しなさい」って宿題にするくらいにはなるかな?(笑)
>なにかスキルを身につけたいなら、ルーティーンワークの中にそれを取り込んでしまうか、何かの行動の間に取り入れてしまうのが早いのかな~と。
英語はまさにそうでしょうね。 私も通学・通勤時間は必ず英語学習に当てていました。
>彩さん
お久しぶりです! まだ読んで頂いているなんて嬉しいです。
本当にあの時は「見ず知らずの得体の知らない人に雑誌を貸すなんて、なくされるかもしれないのに」と感動したんですよ。 ありがとうございました。
あれ以来、FIGAROの最新号は常にウェブでチェックして買うようにしています(実家にためている)。
彩さんのサイトはデザインセンス抜群ですよね〜 今度のトップページもお気に入りの布なんでしょうか?
私のサイトも自分で作ったんですが、もう少し何とかならんかしら?(苦笑)