ついに恐れていたことが・・・

ついに恐れていたことが起きてしまいました。
日本でも報道されていると思いますが、オーストラリア南東部のビクトリア州では記録的熱波のため、7日(土)大規模な山火事が発生し、夫と夫の家族が30年以上にわたり家族ぐるみの付き合いを続けてきた友人の家が全焼してしまったのです(写真はAFP)。
火事の様子を伝えるBBCの映像(↓)。
BBC : Australian fire death toll rises
Scores die in Australian inferno
victoria_bush_fire1.jpgその友人夫妻には私たちのメルボルンでの結婚式の司会をお願いしたため、昨年1月にはメルボルン北東100kmほどにある自宅近くに挨拶に行きましたが、広々とした牧草地が広がるのどかな丘陵地帯でした。 ワイン名産地の近くでワインセラーを改造したオシャレなワインバーで飲んだワインが美味しかったなー
その付近は現在まだ鎮火されておらず近づけないそうです(住民に避難命令が出て避難したため、身は安全でしたが)。
現地の別の友人によると、1分間に1kmのスピードで火の手が広がったため、亡くなった人の多くは車で逃げる途中だったとか。 
オーストラリアでは何年も深刻な干ばつが続いており、水不足が住民にも影響を及ぼしている様子は以前『水は国家の命綱』に書きました。 今年に入ってメルボルン郊外で最高気温が47.9度に達するなど「100年に1度の熱波」に襲われています。


victoria_bush_fire2.jpg人が生活する大陸としては最も乾燥しているオーストラリアは『銃・病原菌・鉄』の中でも繰り返し、「唯一、定住農業と動物の家畜化が自然と起らなかった大陸」としてその特異性が述べられています。 今でこそ農業・牧畜国のイメージですが、ヨーロッパ人が入植してからわずか200年の間に無理矢理耕した結果であって、もともとは人が住むには乾燥しすぎているんですよね。
天災の中で一番怖いのがbush fire(原野火災)とのこと。
最近は特に気候の変更幅が大きく、異常気象が常態となっていたので、20年後、30年後、オーストラリアに移住したいと思ったときに果たして、まだ人が住める国(気候)なのだろうか?と本気で心配していました。
こんなにも早く異常気象の被害者が身近で出るとは・・・(今回、放火で逮捕者が出ていますが、これだけ被害が拡大するのは熱波と乾燥が原因)
友人夫妻は50代。 20年以上、家族と過ごした思い出のつまった家が灰に帰すのがどんな気持ちなのか想像もできません。
ここ数年いろいろなことが重なり、ようやく環境問題が自分の問題だという問題認識が出てきました(遅いな・・・)。
いろいろやろうと思うこと、なのに実行できていないこと、たくさんあるんですが・・・。


3 responses to “ついに恐れていたことが・・・

  • snowbees

    <伊藤元重・教授の講演内容>
    伊藤教授は、竹中教授と同じく、新自由主義のエコノミストなので、私は嫌いですが。ご参考まで。
    QTE しかも過去数年は景気拡大にあたったため、産業界は雇用を増やし続けてきたため、派遣従業員の人員削減を行うにしても雇用の枠をピークから急に削減する のは大変である。また実際に日本は製造業に従事する労働者が多すぎる、現在1100万人の労働者が従事しているが、本当に必要な国際競争力をもった企業に だけ雇用されると約300万人が余剰であり、800万人まで削減される可能性がある。
    これまでの円安バブルが崩壊すると今後二つのことが 同時に進行する。
    1.急速なグローバル化の進行(海外進出)
    2.国内製造業の再編が生じる(企業の数が減っていく。exアメリカの自動車メーカーは3つ、イギリスは一つもない)
    UNQTE
    http://skyteam.iza.ne.jp/blog/entry/899291/

  • ドイツ特派員

    オーストラリアには三回行きました。とは言ってもケアンズ二回とゴールドコースト一回という典型的なバカンスですが、三年前のゴールドコーストは異常な冷夏で、毎日曇りで30度に届かない日が続いていたと思います。
    50度近い気温というのはもはや人が住める温度を超えていますが、これが循環的な天候不順なのか、継続的な気候変動なのかは難しいところですね。山火事がないと種が出てこない植物もオーストラリアにはあるわけで、このような山火事も遺伝子に組み込まれている部分があるのでしょう。
    とはいえ、家を無くしてしまったご友人には言葉もありません。私などには想像も出来ませんし、軽々とした言葉は掛けられません。

  • la dolce vita

    >snowbeesさん
    いつもありがとうございます。
    引用くださった内容は納得ですね。
    >ドイツ特派員さん
    ありがとうございます。
    >これが循環的な天候不順なのか、継続的な気候変動なのかは難しいところですね。
    『銃・病原菌・鉄』によると「オーストラリアは年間内の気候変動より異なる年の間の気候変動の方が激しい珍しい大陸」、そして「そのような異なる年の間の気候変動をもたらすのはエルニーニョ現象」なのだそうです。 全然知りませんでしたが。

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