以前書いたように、だいたい月に10冊、年間120冊を目標に本を読んでいるので、このブログも書評が多くなってしまうのですが、書評を利用している方もいるようなので、書評の読み方で私が気をつけていることをご紹介。
1. 誰が書いた書評なのか?
本を選ぶときにタイトルより装丁よりもまず「誰が書いたのか」を見ることは第一なのですが、書評も「誰が書いたのか」は重要です。 ここを見ずに内容を鵜呑みにすると、全く期待ハズレになりかねません。
具体的には、書評を書く人の経歴(バックグラウンド)と読書歴。
■ 経歴(バックグラウンド)
10年前に読んだ本を、もう一度読み直してみると全く違った感想を持った経験はあるかと思いますが、自分のキャパシティの範囲でしか本の内容を咀嚼・吸収できないので、あまり背伸びしても本の内容に自分がついていけないことがあります。
自分が目標としている人、でもあまり遠すぎない人のお薦めを参考にするのがいいかもしれません。
書いている人の経歴がわからないので、私はAmazonの書評は参考にしません。
■ 読書歴
Amazonの書評でよく見るのが「今まで読んだ本の焼き直しで新鮮味がない」というもの。 ただ、その書評を書いた人は今まで類似の本を何冊も読んだことがあっても(Amazonに書き込むくらいだから普段からよく読んでいるのだろう)、類似の本を読んだことのない人にとっては新鮮かもしれません。
具体的には、私にとってこちらやこちらで紹介した『夢に日付を!』や『一冊の手帳で夢は必ずかなう』
は、読んだ当時、手帳術の本を読むのが新鮮だったので感動しましたが、今後類似の本を読んでも得られるものはあまりないと思います。
似たようなジャンルが自己啓発本。 基本的に似たようなことが書いてあるので、手帳術や自己啓発本は多読するよりも、「自分にはこれだ!」と感じた本の内容を実際に行動に移すことが重要かと。
2. どんな読者をターゲットとしているのか?
カツマーという言葉も生み出した勝間さんは30代前半の就職氷河期世代に大人気ですが、40代より上の世代では辛口の人も多いようです。
ご本人が「就職氷河期の団塊ジュニア世代とその少し下の世代をターゲットにしている」と公言しているのだから、ターゲット外の人に響かないのは当たり前といえば当たり前。
逆にうまくターゲティングが成功していると感心するに値するのでは?
自分がターゲットから外れていることが明確な場合は読まないか、「こういう本がこのターゲットには受けるのか?」というマーケット・リサーチ的な読み方がいいと思います。
3. 書評を書く人の利害関係を読む
よくある「献本御礼」や書評を書く人のお友達・知り合いが書いた本の採点が甘くなるのは当たり前だと思います、書評を書く人にも人間関係というものがあるので。
夫がよく参考にしているThe Economistの書評は公平さを期すため、The Economistに寄稿しているジャーナリストの著作に関する書評は載せないことで知られています。
こんな感じでしょうか?
私は、最近は以下の理由により原書(英語)で読むことが多いです。
– 図書館を活用しているが、図書館には日本語本はない
– 日本語翻訳版が出ている本を買う場合でも、夫と共有できるように原書の方を買う
以上のような点を考慮の上、有意義な読書生活をお送りください!
以前、ブログで紹介したオリーブオイルにたくさんの方から「欲しい」とのメールを頂きました(久しぶりにメールチェックしてビックリしています)。 ありがとうございます!
日本在住者、シンガポール在住者ともに注文の取りまとめは2月5日(木)中までに届いた注文メールまでとさせて頂きます。
詳しくはこちらをご覧ください→『至福のオリーブオイル』
2月5日(木)以降に読んだ方は恐れ入りますが、アルベルトに直接問い合わせお願い致します(詳しくは上記エントリーをどうぞ)。
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