上海恋愛マーケット分析

あまりにもよく聞く話なので、まとめることにしました。
情報ソースは昨日も触れた以下のカテゴリーに属する友人たちです。

  1. 中国にチャンスを見出して移住し、自分でビジネスをしている欧米人
  2. 幼少期に香港・台湾から家族ともども北米・オーストラリアに移住し、欧米で教育・キャリアを積んだ後、過去5年以内に上海・北京に移ってきた(香港・台湾出身)中国人

以下の現象はアジアでは程度の差こそあれ、ある程度存在する現実だと思いますが、上海はかなり極端なケースなのかな、と思います。
私の友人たちによると上海の恋愛マーケットには明らかな恋愛格差があり、上海に住む中国人女性の間では男性は以下のようにランキングされるそう。

  1. 香港人、台湾人(中国語を話し、香港・台湾のパスポートを所持し、国際的であるため)
  2. 外国パスポートを持つ中国人returnees(帰国子女の意味だが、外国パスポートを持つくらいなので海外在住経験が長いのが特徴)
  3. 多国籍企業駐在員などリッチな外国人(中国語は話せないし文化的にも異なるが、外国パスポートとお金を持っている)
  4. 外国パスポートを持たないリッチな中国人
  5. 貧乏外国人(英語の先生など)
  6. 上海出身中国人
  7. その他中国人


ランキング上位にカテゴライズされる男性を見ると文字通り捨て身で飛びつく女性たちが多い、との弁。 キーワードは「お金」に加えて「外国のパスポート」です。
中国ではまだまだ外国への渡航が制限されており、政治的な不自由も多いので、結婚は外国のパスポートを得るためのジョーカーでもあるんだなー。 日本人にはなかなかない発想です、だいたい日本のパスポートは世界の中でも相当使いやすい方に入るし(→『どこのパスポートがお得?』参照)。
ただし、このような一部の女性たちの姿勢はランキング上位に位置する男性たちを傲慢にし、女性を軽視させます。
男性陣は「下心のないまともな女性に出会えない」と口では嘆きながら王様のようなステイタスを逆手に取って特権階級を満喫し、捨て身になれない欧米で教育を受けた女性(昨日書いたPやNのような人たち)は「上記のような女性たちに毒されていないまともな男性がいない」と嘆く、という不均衡な世界。
なお、「お金」と「外国パスポート」を手に入れるため女性が結婚を望んでも、お相手の男性陣が望んでいるのは結婚じゃなかったりするので、成就率については不明。
経済的には急成長して大量の外国人が流れ込んできたにも関わらず、政治的にはまだまだ不自由という現在の環境で一時的に起こっている現象で、そのうち徐々に是正されると思うのですが、需要と供給のギャップに苦しむ本人たちにはそんな分析はどうでもいいのである。
こうして今日も私は中国在住のシングル男友達・女友達両方から愚痴を聞かされるのでした・・・


2 responses to “上海恋愛マーケット分析


  • なるほど~~。
    INSEADの白人男性も私の友達いわく、フランスからシンガポールに来たら急にもてるようになり、
    いい気になっていてバカッ!と冗談半分で言っておりました。。。笑

  • la dolce vita

    >ぴさん
    >INSEADの白人男性も私の友達いわく、フランスからシンガポールに来たら急にもてるようになり
    いやー、よく聞きますね、その話(苦笑)。 上海はもっと極端らしいです。

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