昨日のニュースは衝撃的でした。
NIKKEI NET:シンガポールが日本を抜く 1人あたりGDP
住んでいながらなんですが、「え?そんなに豊かな国だったの?」と。
政府の積極的な外国企業と外国人誘致策の賜物です。
そんな外国人である私にも、『シンガポール市民になりませんか?』に書いた通り、永住権(Permanent Residence)の申請許可(仮)が下りてから健康診断受けたり諸々手続きを踏み、ようやく昨日、本許可が下りました!
現在450万人の人口を40-50年後には650万人にする!というシンガポール政府の野心的な政策の下に続々と移民が集まっているので、シンガポール移民局はいつ行っても職員が処理できる数を遥かに超えた人数がわんさかいます。
昨日もたっぷり合計3時間以上待ちました(申請しに行ったときは、整理番号を取ったら私の前に100人待ちで4時間待ちました・・・)。
永住権(PR)のメリットは
– 就職、転職が容易(外国人がシンガポールで働こうとする場合、労働許可証(Employment Pass)取得を雇用主にサポートしてもらう必要がある、また労働許可証は雇用主が変わると再取得要)。
– 再入国許可(Re-entry Permit)によってシンガポールの出入国にVISAが不要
– CPF(シンガポールの年金制度)加入可能(&義務)
などなど。
その他、シンガポール市民とPRだけに認められているさまざまなベネフィット(福祉)が受けられます。
その反面、私たちは第一世代PRと呼ばれシンガポール国民男子に課せられる兵役(National Service)が免除されますが、私たちに子ども(男子)が生まれPR取得した場合、第二世代PRは兵役が課せられます(よって、男の子が生まれてもPR申請しないと思います)。
今までPR待ちで、諸般の手続き(銀行口座開設、携帯電話加入、図書館で本を借りる、など)が滞っていたので、これでようやくまともな生活の立ち上げができます!(これらの手続きはEPなど他の長期滞在VISAの所持者も可能ですが、私はPR待ちで今まで短期のVISAなしでした)。
シンガポール政府の移民政策について興味のある方は、下記の記事でどうぞ。
日経ビジネスオンライン:シンガポールの移民政策
December 31st, 2008 at 9:48 am
(過去のコメントは以下)
PALCOM July 9, 2008 4:53 PM
永住権取得おめでとうございます!素晴らしいですね。逆説的ではありますが、能力のある人は、どんどん日本から出て行った方がいいと思います。結局は、それが日本人の自立を促すことになるように思います。
ところで、健康診断というのは、どのようなものなのでしょうか?
la dolce vita July 9, 2008 8:18 PM
>PALCOMさん
ありがとうございます!
シンガポールは長期に住む予定はあまりなかったのですが、知れば知るほどよくできた(運営された)国なので、他の国に住む合理的理由が見つからず困っています。
健康診断は、HIV検査とX線です。
指紋押捺も両親指させられましたし、(シンガポール政府は)他国ではありえないような個人情報を取ります(親の学歴や年収まで)。
今度Citibankに銀行口座、Lion Capital Managementに証券口座を開きますので、またブログでご報告しますね!