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きっかけはいつも個人的な経験

HelpJapan_TaraJacoby.jpg何か行動を起こすとき、特に大きな行動を起こすとき、きっかけはいつもすごく個人的な経験だと思います。 逆に言うと、自分がすごく揺さぶられるような経験には、大きな行動を起こす種が眠っています。
そこで今回、『プロジェクトPhoenix』を立ち上げた個人的な経験を書いておきます。
私は今回の地震はTwitterで知りました(→『痛みが距離を超えた日』)。 「M8.4」という数字を見た瞬間に(*1)、ただごとではない事態に気づき、次に頭に浮かんだのが”It took a devastating earthquake for Japan to change.”という言葉でした。 なぜか頭に浮かんだのが英語で、このフレーズが10年後くらいのThe Economistか何かの記事になっている様子が瞬間的に頭に浮かびました。
*1・・・ご存知の通り、後にM9.0に訂正されました。

It took a devastating earthquake for Japan to change.

このフレーズには

1. 失われた20年を経験しても自発的に変われなかった日本は、結局、こんなひどい惨事を経験してようやく変われたね〜
2. 日本って、あの地震以来、ホンットーに見違えるように変わったよね〜

いろいろな受け取り方ができますが、後世でどう言われるかは、今、まさに私たちがどう動くかにかかっていると思いました。

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プロジェクトPhoenix(仮)始動

こちらでお知らせしたプロジェクトPhoenix(*注)、昨日のキックオフミーティングに休日なのに時間を割いて9名の方に参加していただきました。 ありがとうございます!
注:まだ仮名です。 ネーミング募集しているので最後まで読んでください♪
ミーティングに先立ち、アイデアを募集したので本当にたくさんのアイデアが集まりました、どれも捨てがたいアイデアばかりです。 ブログを読んですぐ「プロジェクトに寄付したい」という匿名希望の寄付者が現れ、相当の活動資金ができました(本当にありがとうございます)。
震災の記憶も生々しい今、多くの人が「何かしたい」という気持ちを持っていると思いますが、ほとんどの人は毎日の仕事や学校・育児など”day job”があるため、モーメンタムが続かないのが現実です。
一時的に寝食の間を惜しんでチャリティー・イベント開催に没頭したとしても、1カ月もすれば息切れしてしまいます。 一般の仕事を持っている人はその1カ月すら続かないのではないかと思います。
一方、この震災からの復興は実に苦しい長期戦になります。
特に被災者が心に受けた傷は一生完全に癒えることがないかもしれませんし、原発の影響が長引くと出ていった外国人が戻ってこないばかりか、将来の観光客・ビジネス客・留学生・住みたい人が激減するかもしれません。
前のブログにも書きましたが、「愛(Love)」の反対は「憎しみ(Hate)」ではなく、「無関心(Indifference)」です。
この相反する事情をどうやって仕組み的に解決しようか考えていました。

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海外在住日本人による震災チャリティー活動

『遠く離れた私たちができること』

海外にいる人が震災チャリティーを立ち上げていることを初めて知った

とコメント頂いたので、いくつかご紹介します。
まずは、このプロジェクト(*)にも参加してくれるSOAS(ロンドン大学のThe School of Oriental and African Studies)交換留学中の舟越さんが作成したSOASからのメッセージビデオ”We are with Japan”。
*プロジェクトの仮名が決まりました! 「プロジェクトPhoenix」です。 The Economistの記事の中にあった”Phoenix in the east”という表現が気に入ったので。
The Economist : Nature strikes back

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