クリエイターのレシピ – 1

友だちから続々と「そう来たか!」というメールが届きます。 リアルで会った人以外には、ほとんど話してなかったからなー
自分としてはそんなに突拍子もないことしてるとは思っていないのですが(笑)、クリエイターやイノベーターにはどうやったらなれるのか、というレシピみたいなものについて書かれた記事をご紹介。
これを読んで「私にもなれるかも!」と思うか「私には無理!」と思うかはその人次第。
まず1人目は日経ビジネスオンラインのお気に入りコラム『新ローカリゼーションマップ』(*1)に出てきた米ZIBAの戦略ディレクター濱口秀司さん(→『「中国人はMUJIが好き」を解剖する』)。
*1・・・日本での社会人時代のほとんどをローカリゼーションと格闘しながら過ごした私には響くのです。 参照:『FeliCaがガラパゴス化した3つの理由 – 1』『日本の鉄道会社の事業モデルは海外でも有効か?』『世界のMurakami』

京都大学工学部卒業後、パナソニック電工(当時は松下電工)に入社し、研究所に配属された。 そこで研究開発に打ち込みながら、濱口氏はビジネスにおける2つのテーマを設定した。 1つは、質の高い意思決定を下すための方法論。 2つ目は、クリエイティブなコンセプトを生み出すための方法論。
1つ目のテーマは、スタンフォード大学で生まれた「デシジョンマネージメント」という方法論に辿り着いた。(中略)
2つ目のテーマは難題だった。 コンサルティング会社やアカデミックな分野を手当たり次第探ってみたが、成功事例の分析はいくらでもあったが、実際にどうすればクリエイティブなコンセプトが生み出せるのか、分からなかった。(中略)

「クリエイティビティのプロセスは、個人そのもの、もしくは働く環境に内包されていることが多い」と濱口氏は語る。
ユニークなアイデアを生むクリエイティブな会社とは、発想が豊かな優れた人材を採用し、発意を促す環境を整備する。 簡単に言うと、そういうことになるのだ。

ふむ・・・
このコラムでは「発想が豊かな優れた人材」にどうやったらなれるかには踏み込んでいないのですが、お次は作家の村上龍さん。
「創造の才能」というインタビューから抜粋(話し言葉なので少し編集してます)。

創造性は素質関係ないです。
どんな人でも、そのことについてずーーーっと考えていればアイデアが出るんですよ。
みなさんよく「それは村上さんが才能あるから」って言うんですが、才能あると思ったことないんですよ、マジで。
才能って何かというとですね、バカみたいにずーーっとそのことばっかり考えるんですよ。(こちらより)

今、こうやって話しているときは理性で話しているわけですよ。
理性というのは大脳皮質の領域にあるわけですけど、僕らが夢を見るときに、夢って説明つかないことが多いですよね。 何となく夢の中で出会った人とか、起こったこととか、関連性がないことはないんですけど、なんであの夢を見たかはわかんないんですよ。
それはなぜかっていうと無意識からあがってくるものだからなんですよ。 無意識っていうのは全然制御されてない情報なんですよ。
アイデアっていうのは無意識と意識の境目から、ぼこっとあぶくみたいにあがってくるんですよ。 いっくら理性で考えても浮かんでこないんですよ、今までの経験から言うと。 パソコンだったらきちんと整理されているファイルの中にはないんですよ。
で、じゃあ無意識から浮かんでくるのを待つのか、っていうことになるんですけど・・・ これがですね、ずーーっとそのことを考えていないとアイデアは出ないんですよ。 例えば、この小説でこういう事態を起こしたい、と。 例えば、「北朝鮮の反乱コマンドが一瞬にして福岡ドームを制圧するような方法はないだろうか?」 何考えても出てこないんですよ。
でもずーーっと考えてると、お風呂入ってるときとかに、パカッと出てくるんですよ。 で、「あ、そっか。 電光掲示板をロケット砲で破壊しちまえばいいんだ。 誰も死なないし。」 
逆説的ですけど、無意識から本当にいいアイデアとか発想が浮かんでくるためには、もうしびれるくらい考えなきゃダメなんですよ。(こちらより)

「お風呂入ってるときにアイデアが浮かぶ」という話はよく聞くし、実感としてもわかる気がします。
もうひとつ紹介したいのですが長くなってしまったので明日にします。


4 responses to “クリエイターのレシピ – 1

  • あゆみ

    こちらのブログからクリエイティブ系のエントリーが読めるようになるとは。。
    感慨深いです。笑
    やはりグラフィックの大御所さんでも似たようなお話を聞いたことがあります。
    若手からのどうやったらデザインが出来るようになるのかとの質問に
    「24時間デザインのことを考え続けることだ」と答えてました。。
    好きじゃなきゃやれない理由のひとつかもしれません。

  • siemprebien

    私は某東北地方に本社がある、東京営業所で働いております。今、新しいコンセプトの製品開発をしろ、と我々海外営業部2名の女性社員にお達しが出たので、デザインから売り方から、マーケティングまで二人で細々とやっております。
    本社内にもマーケティングを兼ねて、意見を聞きたい、と申し出たら「クリエイティブ性の無い人達ばっかりだから、無意味」とあっさり拒否されてしまいました。地方でもくもくと言われるがままに製品を作ってきた人達には、わからない、ということです。村上龍氏の言葉は、とても勇気付けられますね。私もお風呂に入ってるとき、料理しているとき、電車に揺られているときなど、ず~~~~~っと考えていて、あるとき「ふっ」と思いつくアイデアを同僚と話し合っては議論しています。その時間は非常にクリエイティブですし、今の仕事の中では貴重な時間となっています。

  • しん

    24時間ずっと考えていること。分かります。気づいた事をノートにメモしたり、付箋を使って貼ったりなど。日にちをおいて見直したりなどして、ふとしたことでアイデアが出てきたりしますよね。その時は関係ないと思っていることでも昔の経験や見たことなどがどこかで結び付き合っているような気もします。これを効率良くやろうと思うより、日常生活を精一杯楽しんでいたら、以外とそっちの方がアイデアが浮かんできやすいのかもなんて思ったりします(笑)

  • la dolce vita

    >あゆみさん
    >こちらのブログからクリエイティブ系のエントリーが読めるようになるとは。。
    >感慨深いです。笑
    はは、参考になりそうなサイトなどあればぜひご紹介ください〜
    日本のデザイン界のことは全く知りません・・・
    >siemprebienさん
    >地方でもくもくと言われるがままに製品を作ってきた人達には、わからない、ということです。
    伝統工芸か何かですか? 物をつくってる人は十分にクリエイティブだと思うんですが・・・
    「クリエイターのレシピ – 2」の方に書きましたが、全く異なる分野の人・違う文化の中で暮らしたことのある人など集まると組み合わせでクリエイティブなアイデアが生まれるというのは、私も感覚としてわかります。 そういう意味で東京の人と東北の人がブレストするのは良さそうなのに。
    >しんさん
    >気づいた事をノートにメモしたり、付箋を使って貼ったりなど。日にちをおいて見直したりなどして、ふとしたことでアイデアが出てきたりしますよね。
    夢の中で出てきたとき、どうしてます? 夢の中に出てくるのに朝になると忘れてることが多いです・・・ ベッドサイドにメモ帳置くって言っても電気つけるわけにもいかないし、わざわざ起きて部屋を出るのは面倒だし(笑)

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