出産前から毎週欠かさずランチをして集まっていたママ友達7人 (+7人のベビー)のうちL(バリバリのキャリア弁護士→『私が運転席に座るからあなたは後部座席ね』)が来週からフルタイムで職場復帰するので、全員揃っての定例ランチも最後になりました。 睡眠不足で辛いときもお互い支え合ってきたし、生後すぐから全員で全員の赤ちゃんの成長を見守り面倒をみてきたので、子どもの頃の夏休みが終わってしまうような、(終わりがくるとは知っていた)スペシャルな時間がとうとう終わってしまうようなさみしい感覚です。
この7人は私以外全員イギリス人でエリア柄を反映して全員30代のプロフェッショナル(→『Yummy Mummyたちの集い』)なのですが、キャリアウーマン+専業主夫、事実婚カップル、IVF(体外受精)の末の妊娠・出産、インターネットでの出会い、etc. とそれなりに現代のトレンド(?)を反映していて、話を聞いているだけで本当に面白い。
今日は大手恋愛・結婚マッチングサイトmatch.com(マッチ・ドット・コム)でダンナさんと出会ったSの話。
愛読しているJMM(Japan Mail Media)(→『個人ジャーナリストの時代』)の肥和野 佳子さんの最新レポート「米国の恋活・婚活ー出会いの主流はインターネットー」を読んで納得してしまいました(記事がまだ反映されていませんが、直にこちらから読めると思います)。
アメリカではもはやインターネットが出会いの主流になっているそうです。 私の周りでも(マジョリティとまではいかなくても)ネットで出会い結婚に至った非日本人友達の数は日本人友達の数に比べて多い。
特徴としては、
- インターネット(Online dating website)で出会うというのは、日本のいわゆる「出会い系サイト」や結婚仲介業が行っている結婚情報サービスとは意味がずいぶん違う。 当然自己責任で、玉石混交の中から自力で好みの相手を探し当てる。
- インターネットで人と出会う場合、相手を見極める個人の力量が重要。
- インターネットでの出会いは特に中高年でマッチングの確率が高い。 若者たちはシングル人口の多い行動範囲で生活しているが、社会人や退職者はそうではない。 そもそも誰がシングルで誰がavailable(恋愛OK)なのかわからないような環境になるし、自分の年齢や個性にマッチするような相手を自分の行動範囲ではなかなか見つけるのが難しくなる。
- 以前は、恋愛の相手は結局自分の行動範囲の中か、その延長線上で出会うしかなかった。現代では、出会おうと思えば世界中から選ぶことができる。実際に大切な誰かに出会えるか、出会ってもそれに気がつくかどうかは別として、星の数ほどの中から宝物を探しだそうと思えば可能な時代となっている。
だそうである。
前述のSの場合、match.comに登録した時すでに36歳。 そこから40歳までに生涯の伴侶を得て2人の子どもをもうけるために邁進する。
match.comで送られてきたE-mailの中から会うことを決めた1人目が将来の伴侶となるS。 プロフィール上の条件は確認済なので、待ち合わせの場所で会ってすぐに「この人だ」と確信。 1年後にプロポーズされる。 40歳までに2人が目標なので婚約中から子づくり開始。 結婚式のときには妊娠3ヵ月。 ハネムーンではダイビングをしたかったのでハネムーンは出産後までお預け。
今年2月に1人目出産。 今年すでに39歳なので、再び子づくり開始。 そして見事2人目妊娠。 ハネムーンはすでに予約済だが再びダイビングはお預け(笑)。
Sいわく「いい時代になったわよ。 自分が欲しいものがわかっていて、それを可能な限り細かく事前に見極めることができる。 いざ目の前に自分の理想の人が現れたら、時間を無駄にする必要なんかない、実行あるのみ」。
お・おっしゃる通りです・・・
なお、まじめに結婚相手を探す場としてマッチングサイトを活用しているのはアメリカ・イギリス・オーストラリアなど欧米人だけでなく、見合い婚が主流のインドでもヒジョーにさかんです。
日本の場合、どこにボトルネックがあるのかしらね・・・? それともみんな使ってることを人に言わないだけ?
September 22nd, 2010 at 3:57 am
お久しぶりです。「婚活」でついつい反応してしまうまつーらです(笑)
数年前からmatch.com系のサイトにやたらと登録だけはしています。
でも有料会員にまではまだなっていません。
もし日本に本帰国したら、本気で有料会員になるつもりですが。
日本も登録している人はそれなりにいるみたいですよ。
ただ、女性の方が多い傾向にあるみたいですが。
エキサイト恋愛結婚サイトでは7割が女性とかなんとか。
あと、インターネット以外にも婚活はまだまだブームみたいですね。
婚活ビジネスなる市場では、色々と手をうっているみたいです。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100921/biz1009211250005-n1.htm
婚活のサポートをしている役所もあるとか。
ってことで、相変わらずな僕でした。。
September 22nd, 2010 at 4:56 am
こんにちは、あゆみです。ご無沙汰してます。
息子さんもすくすく成長中のご様子で喜ばしい限りです!
日本ではインターネットで出会いってネガティブなイメージが定着してしまった感があります。。
(観ていませんが『悪人』って映画も出会い系サイトで主人公達は知り合うんですよね?)
>日本の場合、どこにボトルネックがあるのかしらね・・・?
私は婚活はしていませんが(一応・笑)
私個人の見解では、恋人が欲しいと思いながらもなかなかご縁のない人を見ると、
自分の好みを明確にしていない人が多いように思いました。
それをハッキリ主張するのも『はしたない』って感覚も残っているのかな?
あくまで理由のひとつですね。
September 22nd, 2010 at 7:11 am
個人情報をネット上に公開することへの抵抗が日本のボトルネックかも。
実名か匿名かで論争が起こるくらいだし、「晒す」なんて言い方をすることもありますからね。
写真の位置情報で自宅住所を知られて犯罪にあったという話が出回るのも、
事実気をつけた方がいいということ以上に、知られる恐怖感があるように思います。
その根源は「自分のことを他の人にしゃべっちゃいけません」という教育なのかな。
でも匿名や個人情報部分出しの出会い系サイトは盛況のようなので出会いを求めていないわけではない。
あるいはヴェールを一枚一枚まくりあげていくかのように、
やりとりを通じて相手のことを徐々に探っていく感が、日本人の好みに合っているのかもしれませんね。
September 22nd, 2010 at 7:49 am
度々失礼します。
まつーらさんのコメントを読んで、
自分や周りの活動(?)状況によって印象が大分違うみたいですね。笑
登録は女性の方が多いとは知りませんでした。
実は私が知らないだけで、みんな積極的に活動しているのかなぁ
October 5th, 2010 at 4:33 pm
>まつーらさん
>お久しぶりです。「婚活」でついつい反応してしまうまつーらです(笑)
お久しぶりです! ジャカルタ生活はいかがですか? 「婚活」と言えばまつーらさんですが、そちらの方はいかがでしょうか?(笑)
>日本も登録している人はそれなりにいるみたいですよ。
>ただ、女性の方が多い傾向にあるみたいですが。
登録数よりも成約率が気になりますねー オッズは良さそうですね、吉報待ってます〜
>あゆみさん
お久しぶりです!
>恋人が欲しいと思いながらもなかなかご縁のない人を見ると、自分の好みを明確にしていない人が多いように思いました。
「自分を知る」、大事ですねー 自分を知らない「好み」だけの先走りは独りよがりですからねー
>コザキさん
>あるいはヴェールを一枚一枚まくりあげていくかのように、
>やりとりを通じて相手のことを徐々に探っていく感が、日本人の好みに合っているのかもしれませんね。
日本人の好みと言えばもっとわからないのが合コンですね、なぜ1対1の恋愛を始めるのに団体行動するのだろうか???
October 10th, 2010 at 2:43 pm
ようこさん、初めまして。日本在住のゆみと申します。
いろいろとググッていたら、とても興味深いブログに出会えて、うれしいです!
「インターネット婚活」に反応してしまいました!
わたくしも数年前からmatch.comに登録していて、
今、まさに将来の伴侶を見つけたかもしれない(笑?)、
あとから振り返ると(今は)「転機」かもしれません。
自分のまわりにも、マッチングサイトに登録している友達は数人いますが、
まだ成婚した人はいません(自分を含む)。
自分を含めて、今後が楽しみです。
日本のボトルネックは、
「わたしはこういう人間です」と自分を前面に出すことが難しいからかな、と思いました。
(それ以前に、「自分自身(や自分の好み)をわかっていない」からなのかな・・・)
October 12th, 2010 at 8:09 pm
>ゆんさん
>わたくしも数年前からmatch.comに登録していて、今、まさに将来の伴侶を見つけたかもしれない(笑?)
ステキ! おめでとうございます!
>日本のボトルネックは、
>「わたしはこういう人間です」と自分を前面に出すことが難しいからかな、と思いました。
それはすごーーーくありそうですね。