夫婦喧嘩しても読むべき(?)"Skinny Bitch"

アメリカでベストセラーになっていた時からその存在は知っていたのですが、私がよく読むブロガーが続けて2人書いていたので(こちらこちら)、ついに手を出してみた、『スキニービッチ 世界最新最強! オーガニックダイエット』(夫が読むことを期待して原書を買いました)。
ダイエット本というより、Vegan(動物の肉(鳥肉・魚肉・その他の魚介類)と卵・乳製品を食べない人)の強烈なお勧め(脅迫)本。
私は、日本にマクロビオティックがあまり知られていなかった頃からクロワッサンという地味な雑誌(笑)のマクロビオティックレシピを見ながら自炊してたこともあるので、その内容のほとんどは特別耳新しいことはありませんでした(その類の本を読んだことがない人は一読お勧めします、全然知らない人には結構な衝撃の内容かと)。 が、記憶がリフレッシュされビッチの語り口に軽く(かなり)影響された私が、週末の朝、本の内容について夫に話してみたところ、「あんたはやっぱりミルク飲み過ぎだ」「いや、ミルクほどカルシウムが取れる食品はないんだ」と軽い口論になった・・・ うーむ、やっぱり・・・
私の過去10年は住む場所がころころ変わりそのたびに手に入る食材も変わり、自分の気(ポリシー)も変わり、”You are what you eat”を体を張って実践してきた10年でした。


25歳の時、血迷って超有名ダイエット食品に手を出す。 4カ月で7kg痩せたものの、骨格がごついためか筋肉と脂肪が減っても「ほっそり」とした感じにはならず、見栄えは美しくなく、体調にも異変を来たす。
→ 過激ダイエットを猛反省し、マクロビオティックにたどりつく。 この時期、1年くらい肉を全く食べない生活をしていた。 体重は自然と戻った。
→ フランス留学中、ハードワークのストレス、夜遅い食事時間、あり得ないほど食べる人たちに囲まれ激太りする。
→ フランスから帰ると仕事でモスクワに飛ばされる。 近所のスーパーにかろうじて置いてある野菜がひなびたキャベツとじゃがいも、にんじん、という恵まれない環境の中、娯楽がないのでジムにせっせと通ったので体重は自然に減ったが、高コレストロールの食事のためか帰国後、悪玉コレストロール値が異常値を示す。
→ 東京に無事生還し、それまでのさまざまな経験から「日本人は和食が一番いいのでは」という境地に至り、ほぼ完全自炊生活になる。 コレストロール値は1年後の検診で正常値に戻った。 和食自炊を自分に義務づけるため『京のおばんざいレシピ』ブログを始める。
→ その極楽食生活も長くは続かずシンガポールに引っ越すが、日本以外で世界一、日本食材が手に入りやすい場所という地の利に甘んじ、相変わらずの和食自炊生活の現在。 食費が家計を圧迫するのであまりお勧めしない。
こんな経緯で食べたものが如実に体に現れることを体感しているので食べるものには相当気を使っているのですが、自分ひとりの決意だけでは終わらない外部要素も存在します。 それが家族の存在。
一応、夫の弁護をしておくと、私が食生活を知っている白人の中ではトップ10%に入るくらい健康食志向だと思います。
フランス留学中は、アメリカ人A、カナダ人Z、フランス人J、ブラジル人Cという4人と一緒に住んでいたのですが、彼らの食生活はすさまじかった・・・
ある1人は(一応、誰かは伏せる)、夕食は冷凍ピザ、冷凍ラザニア、インスタントソースかけのパスタの3種類をローテーション(たまに野菜が足りないと冷凍ブロッコリーを茹でていた)。 朝食はピーナッツバターと蜂蜜、またはピーナッツバターとNuttellaを混ぜてパンに塗るのがお気に入り。
別の1人は、ほぼすべての食材をPICARD(フランスで大人気の冷凍食品スーパー、どこでもある)で調達していた。 私は買ったことないので保存剤・添加物の有無などはわかりません。
あと2人が家で夕食を食べているのはほとんど見たことがなかったが、安い外食といえばケバブサンド・ピザあたりか?
こんな人たちを見ていたので、結婚するにあたって、「和食は食べられるか?」「野菜は好きか?」はかなり厳しくチェックしました。
初めの頃こそ「今日は何を食べさせられるんだ?」とおっかなびっくりだった夫も今は、朝食にご飯ときんぴらごぼうとおからが並んでいても「美味しい♪」とご飯粒ひとつ残さず平らげる素晴らしい人であります。
それでも、”Skinny Bitch”的には、「ミルク飲みすぎ、コーヒー飲みすぎ、肉食べすぎ」なんですが、大皿を真ん中に並べ家族で食卓を囲む日本人的には「同じ釜の飯を食う」のも大事なわけで、そういうのを犠牲にしてまで”Skinny Bitch”を貫くのはどうかなー、と。
また、”Skinny Bitch”が提唱する食材は日本でも大都市の一部の店でしか手に入らないだろうし、シンガポールのような「机と椅子以外の4本足は食べる」中華の国ではもっと無理だし、現実的な障壁も立ちはだかります。
Vegan食が古代の人間が食べていた本来の食事であることにあまり異論はないので、こんなに実践することが難しい点については「人間、随分遠いところまで来ちゃったねー」という感慨はありますが・・・
[ 追記 ] “Skinny Bitch”に反発したのかどうかは知らないが、昨日夫が「メタボ体型がカッコいい」というNY Timesの記事を送ってきました(笑)。 記事の前にある写真が笑える。
NYTimes.com : It’s Hip to Be Round
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5 responses to “夫婦喧嘩しても読むべき(?)"Skinny Bitch"

  • beaver

    >自分ひとりの決意だけでは終わらない外部要素も存在します。 それが家族の存在。
    確かに家族がいると、「今晩は軽く蕎麦ですまそう。」というわけにはいかないんですよね。あと、重要な外部要素としては野菜や果物の値段でしょうか。今は果物が安くて、お菓子がおいしくないところに住んでいるのでいいのですが、日本は果物が高いし、お菓子の新製品も次から次へとでてくるので、お菓子の魅力に負けちゃいそうです。
    昨日はヒヨコマメの豆腐を作りました。器に流し込んで固める前の豆乳の自然な甘さに驚きました。お味のほうはちょっとでんぷん質なゴマ豆腐という感じでしょうか。意外に簡単に作れたので、次は普通の大豆で豆乳か豆腐を作ろうと思っています。ヒヨコマメのおからがたくさんできたので、京のおばんざいレシピを参考にさせていただきます。

  • sunshine

    この本は私も読みました。健康オタクの人間にとってはどうってことのない内容ですね!!
    この手の本って、読んだ当初は実践してみるんだけど
    ついつい面倒になってやらなくなり、結局は日本食が一番だということに落ち着くというのが私のパターンです。
    ですが、日本食を手に入れるのが困難かつ高価、冬は新鮮な野菜にお目にかかることがないこの地では
    毎日日本食というわけにもいかず、食に関しては日本が懐かしいです。
    この夏Biarittzにいた人たちは、ほとんどがナイスバディ。
    中には、playboyの表紙を飾るかボンドガールになれそうな唖然とするようなスタイルの持ち主もいて、
    しかも、ヌーディスト!!!!!!!!
    彼らはいったいどのようにしてあのスタイルを作っているのかその秘密を知りたい。。

  • la dolce vita

    >beaverさん
    >日本は果物が高いし、お菓子の新製品も次から次へとでてくるので、お菓子の魅力に負けちゃいそうです。
    日本は果物高いですねー そのせいだと思うけど日本人の年間果物摂取量って諸外国に比べてズバ抜けて低いんですよ。
    私はお菓子はあんまり食べない人なので日本でも自分で買ったことはほぼないと思うのですが(美味しいケーキ屋でお茶とケーキとかは好き)、コンビニに行かないことでかなり解決できるかと。 コンビニってほとんどお菓子中心にディスプレイされてる気がしますが、スーパーはそうではないのでスーパーで買い物するとお菓子コーナーに寄らずに済みます。
    >昨日はヒヨコマメの豆腐を作りました。器に流し込んで固める前の豆乳の自然な甘さに驚きました。
    へー、意外に簡単なんですか。 京のおばんざいレシピは初めの頃の方しか京都っぽさがありません。 分類は使いにくいので食材名で検索するのがお薦めです。
    >sunshineさん
    >この手の本って、読んだ当初は実践してみるんだけどついつい面倒になってやらなくなり、結局は日本食が一番だということに落ち着くというのが私のパターンです。
    私も同じです。 今回も3日で肉食に戻りました・・・
    >この夏Biarittzにいた人たちは、ほとんどがナイスバディ。
    おかえりなさい! 満喫されたようで。
    Biarittzは2年前の夏行きましたが、そんなにすごいとこでしたっけ?(笑)
    アジアのビーチを見慣れて目が肥えすぎてしまった私たちは「こんな狭くてたいしたことないビーチに必死で寝て可愛そうだねー」と哀れんだだけで、ヌーディストまで目がいかなかったような気がします。
    >彼らはいったいどのようにしてあのスタイルを作っているのかその秘密を知りたい。。
    ナイスバディの人だけがわざわざパリあたりから遠征しているのでは?

  • sunshine

    サーフスクールの人いわく、この夏で一番賑わっていた時期らしくて
    本当にヌーディストがわんさかでした。
    この春行った、ヌーディストビーチで有名なカリブ海のセントマーティンより凄かったです。

  • la dolce vita

    >sunshineさん
    >サーフスクールの人いわく、この夏で一番賑わっていた時期らしくて本当にヌーディストがわんさかでした。
    それはすごい。 私の行った時期は7月初めだったからあまりいなかったのかも。
    カリブ海、行ってみたいです!!!

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