タイ大使館の前を通ったとき、思わずコケそうになってしまいました。
amazing thailand… タイ政府観光庁の観光キャンペーンの標語です。 この標語考えた人、ちゃんと5分以上考えたのかな・・・?
たしかに、タイは美しくamazingな国ですよ。 でも、amazingって、
Amazing Vietnam
Amazing Cambodia
Amazing Sri Lanka
どこでもよくないですか???
どうせならベタだけど、「微笑みの国 タイ」とかにすればいいのに(ベタすぎ?)
シンガポールでよく目にするキャッチフレーズは“Uniquely Singapore”(シンガポール)と“Incredible India”(インド)。
“uniquely singapore”は私は見るたびに「どのへんがユニークなんだ?」と突っ込んでしまう。 たしかに独立してわずか40年の間に国民が一致団結してアジア随一の経済国家に成長したそのプロセスはユニークで拍手喝采ものなのですが、観光的にユニークなところはない。 中国とインドとマレー文化のちゃんぽんとピカピカの新しいモールにテーマパークではないか・・・
それに比して、”incredible india”は「まあ、インドに行ったらそう叫びたくなることばかりだろう」という感じで納得。 どうせなら、もう少しシャレっ気を出して”unbelievable india”とか”shinjirarenaai india”とかならなお一層面白いんだけど。
インド観光局はYouTubeを利用してプロモーションビデオを流しているのですが、いいですよー インドに行きたくなります(来年1月に行きます♪)
さて、日本。
成田や関空をよく利用する方はよくご存知と思いますが、政府のビジット・ジャパンキャンペーンのスローガンは”Yokoso! JAPAN”です。
おもてなしや歓迎の気持ちを込めている、っていうのはよくわかるんですが、”yokoso”って”konnichiwa”や”arigato”ほど知られてないんだなー(日本人だってあんまり使わないし)。
伝えたい人に通じてナンボなので、別に英語でいいんじゃないでしょうか?
・・・ということで、世界に誇る観光ニッポンのいいところを考えてみました。
私は日本のいいところって「行った人はみんな”よかった”と言う」ところだと思います。 そう、神社仏閣でもアニメでも、もちろん富士山でもない。
『ドレスコードは”日本人”?』というエントリーに書いたとおり、ご飯は美味しいし、人は親切だし、何かと便利だし、サービスや製品の質はいいし・・・ 日本人(←私のこと)を目の前にして言う感想だという事実を割り引いたとしても、行った人はみな「いい、また行きたい」と言う。 ある目的物がいいというよりは、全般的なexperienceの満足感が平均してコンスタントに高いのです。
そう、行ったらわかる。 だからゴチャゴチャ言わずに行ってくれたまえ。 別の見方をすると、「行かなきゃわからない」というのは問題で、行かなくても行きたくなるようなアピールもすべきなのだが、これはまた別の機会に。
キャンペーン・スローガンに落とし込んでみました。
You won’t regret JAPAN – 後悔しない、日本。 (わざわざそう言われると後悔しそう、笑)
You’ll be back JAPAN – 戻ってくる、日本。 (『ターミネーター 2』かい?! わからない方はコチラ)
Captivating JAPAN – とりこにする、日本。 (捕まったら離してもらえなさそうで怖い)
うーん、「また来たくなる」という語感を出したいんですが・・・名案あります?
June 29th, 2009 at 3:16 pm
「Addictive Japan!(病み付きになる日本)」
とかどーっすか?
でも、Addictiveって麻薬中毒みたいであまり良い意味ではないんでしたっけ?
June 30th, 2009 at 9:38 am
>まつーらさん
宇多田ヒカルがAddicted to you♪って歌ってるくらいだから、悪い意味ではないと思いますよ。
でもすごく強い言葉ですよね、「また来たくなる」みたいな優しい語感ではないです。