「おまかせ」の落とし穴

先日のブログで、シンガポールで新しい美容師さんに行ったところ、仕上がりは「まあまあ」と書きましたが、この「まあまあ」は美容師さんの落ち度ではありません。 70%くらいは「自分は何者でこういう風に見られたい」と最初に伝えなかった私の落ち度です。
女性の方には強く同意してもらえると思うのですが、自分に合う美容師さんを見つけるのはヘアサロン天国の東京でさえ至難の業です。
ヘアスタイルはファッションと同じく自分が何者なのかを視覚的にもっとも手っ取り早く伝える手段なので、ヘアサロンも女性のタイプ別に細かくセグメントされています。 女性がどこのクラスターに属するかを知るには、普段どういう女性誌を読んでいるかでわかります(このブログを読んでいる方は女性誌なぞ読まず、日経新聞とかThe Economistとか読んでいそうですが、笑)。 よって、ヘアサロンでの待ち時間にスタイリストのアシスタントが持ってくる女性誌は「自分がどう見られているか」を図るもっともよいバロメーターです。
Elasticというブログに『女性ファッション誌の分類』という素晴らしい分析があったのでマッピングを貼っておきます。
women_magazine.jpg20 – 30代のキャリアウーマン(←という言葉は好きではないが、通りがよいので使用)にとって重要なのは、「仕事という場(tpo)をわきまえたヘアスタイル」であって「自分という個性の発揮」や「合コンでのモテ髪」ではないので、マッピングの中ではちょうど真ん中(つまりどちらの極端でもない)、oggibailaにあるようなコンサバヘアになります(マッピングは若者向け雑誌しかカバーされていませんが、キャリア系ファッション雑誌は年齢が上がるにつれ、domanigraziapreciousgraceとなる)。
数多くあるヘアサロンの中から自分のクラスターに一致したところを探し出し(もちろん立地条件、価格も重要)、さらに気の合う美容師さんを見つけ出す、という地道な努力を世の多くの女性は行っているのです(違います?)。 それでも引っ越したり、行きつけのヘアサロンをいつもの美容師さんが辞めてしまったらゲームオーバー。 プロセスのやり直しです。


(前置きが長くなりましたが)新しい土地、シンガポールでは上記のように細かいセグメンテーションを期待できるわけもなく、ネットで見つけた飛行機通勤の美容師さんのところに行ってみました(東京の顧客のカット技術への要求レベルは世界一高いらしいので、東京で現役であればハズレないだろう、との思惑がありました)。
そこで、ついついどんなセンスの持ち主なのか試してみたいという気持ちが働いてしまい、「長さもスタイルもおまかせで」と言ってしまったのです。
なお、自慢でもなんでもないですが、私は中学生くらいからずーっと年齢より若く見られてきました。 顔が「幼い」らしい(目が大きく愛くるしいとかではなく、どちらかというと目鼻立ちの小さい地味顔なんですが)。
ところが、プライベートでは若く見えてもいいんですが、ビジネスの場で若く見られて得することはほとんどない、です、今までの経験上。 必要(実際)以上に経験不足・ジュニアだと思われ、第一印象をその後の自分のパフォーマンスで挽回するのには多大な時間がかかるし、第一すべての顧客・取引先に対して挽回のチャンスがあるとも限らない。 それであれば、第一印象から的確に自分が相手に与えたい印象を与えた方がよい。
hair_style.jpgところが美容師さんに「おまかせで」と言ってしまったため、「ボブにした方が似合うねー、前髪も作ろう!」ってな感じで、ざくざくと切られてしまいました(切られたこと自体は別にいいんですが)。
仕上がった髪型はまさにこんな(→)ボブ(“夏気分の大人ガーリーボブに – らしさ -“より。 もちろんモデルさんみたいに可愛くないけど)。 鏡を見た瞬間、思わず「若っ!」と言ってしまいました。 うーん、これでミーティングに行ってなめられないだろうか・・・?
「成功した自分の姿の細かいイメージまでできている人ほど、成功に近づける」とどこかで読んだのですが、髪型も「おまかせ」じゃいかんのですね。
ところで、海外在住・勤務経験のある女性の皆さまに質問(男性でも女性のヘアスタイルに一家言ある方はぜひ)。
海外では(といってもいろいろだが)、「ビジネスというTPOをわきまえたヘアスタイル」も日本のいわゆるコンサバ・ヘアスタイルとはまた違うと思うのですが、どんなヘアスタイルされてます?
シンガポールのオフィスのドレスコードは「スマートカジュアル」。 人種はかなりいろいろミックスされています。 できればイメージしやすいように画像と一緒にアドバイス頂けると嬉しいです!


One response to “「おまかせ」の落とし穴

  • la dolce vita

    (過去のコメントは以下)
    jiji October 18, 2008 10:08 PM
    質問には答えてないけど・・・。
    仕事でこう見られたいっていうのは絶対言わないとだめだね、次は。私も仕事でイメージが完全にあったときははっきりそういう風に伝えて、メークまでそれにあわせてやってもらってたからね。そのお陰で仕事が入ったことは確かにあったし。今は、美容院自体いけるような状態ではないけど、夏にマイアミに行ったとき高級モールの美容院でやっちゃえと勢いで2万円近くだしてカットしてもらいました。私としては、若返ったなー、ラッキー、と言った結果で、周りの反応もかなりよかったのでびっくり。そのときは、今は完全主婦だし、ファッション性のかなり高い高級美容院だったので、おまかせでと言いました。その髪型にしてからよくその髪型をテレビで目にするようになり、あー、これっていまの流行だったのねと気づいたんだけど。髪もそうだけど、メークもちょっと勉強すると、新たな自分の顔に出会えるよ。
    la dolce vita October 20, 2008 8:48 AM
    >jiji
    ありがと。 そうねー、髪型を伝えるんじゃなく、イメージを伝える方がいいのかしらん?
    イメージから髪型を作り出すのがプロってもんなのかな?
    たまに、ぜいたくすると気分がいいよね。 そのおまかせ髪型、見たいわー
    >髪もそうだけど、メークもちょっと勉強すると、新たな自分の顔に出会えるよ。
    メイクはこっちきてから完全に薄くなったねー 新たな自分の顔か・・・

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