華僑の国シンガポールの中でもチャイナタウンのド真ん中に住んでいるので、日に日に春節(中国正月)を迎える熱気で騒々しさを増しています。 外へ一歩出るとごった返す人々でまっすぐ歩くのも苦労しています。
私たちも、もうすぐ南インドに逃避するので(『バカンス先の選び方』で書いたように、中国人観光客がいなさそうなのがその理由)、今日もバカンスネタで。
私にとって旅における食は絶対的に重要です。 時間のある時は入念に旅先のレストランの下調べをしますし、どうしても行きたいレストランがあるときは、それを中心に旅程を組み立てたりもします。
ただし、一食あたり1万円以上頻繁にかけられる身分でもないため、味・サービス・雰囲気(ロケーション)とコストのバランスも重要。 「ミシュラン3つ星レストラン制覇」のような旅はしませんし、できません。
以上のような基準で旅先のレストランを選ぶとき、市販の旅行ガイドはあまり役に立たず(理由は『旅先のレストランは絶対外したくないあなたに』参照)、いろいろ試行錯誤してきました。 このエントリーではLUXE CITY GUIDESというガイドブックシリーズをご紹介しましたが、欧米人の嗜好に偏っていることと、たまにやはりツーリスティックな店が混じっているところが難点。
そこで、私が頻繁に使う裏ワザをご紹介します。
それは、料理研究家、フードライターなど食の専門家による旅日記・紀行エッセイ・食文化ルポです。
日本人の食に関する探究心はすさまじいと思います。 自国の食文化だけではなく、世界の食文化に対しても積極的に現地に飛び込んで弟子入りし、ワザを磨き、自国に持ち帰ってレストランをオープンする人が何と多いことか・・・(私の高校時代の友人もフランスでパティシエの修行中)。
この食オタクたち(いや、立派なシェフなんですが)と、彼らを支える舌の肥えた大衆の存在が東京のイタリアンやパン、ケーキが世界屈指のレベルである理由であると思います。
具体的には、今まで以下のような本を旅先のレストラン選びの参考にしてきました。 いずれも絶対お勧め。 近いうちに旅行・出張などで計画のある方はぜひ。
2006年 ベトナムの旅。
以下、2冊のうち『ベトナムめしの旅』で絶賛されていたホーチミンのレストランはいずれも観光客向けではなく、ちょいアッパークラスの地元のビジネスマンが通うようなお店で(もちろん日本人には大変リーズナブル)、何を食べても全くハズレがありませんでした。
http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=sekaikyulifestyle-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4795828334&fc1=696969&IS2=1<1=_blank&m=amazon&lc1=708090&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=sekaikyulifestyle-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4086500892&fc1=696969&IS2=1<1=_blank&m=amazon&lc1=708090&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1
2008年 イタリアの旅
80%くらい食べることが目的のハネムーン。
『世界でいちばん贅沢なトスカーナの休日』に紹介されていたアグリ・ツーリズモ(田舎の宿泊施設)に泊まりましたが、素晴らしい食と出会いがありました(→『至福のオリーブオイル』)。
http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=sekaikyulifestyle-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4413075013&fc1=696969&IS2=1<1=_blank&m=amazon&lc1=708090&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=sekaikyulifestyle-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4093431892&fc1=696969&IS2=1<1=_blank&m=amazon&lc1=708090&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1
「食」で名を馳せる国なら結構いろいろな本が出ていると思います、この手のプロの料理研究家/料理人によるエッセイはガイドブックとして活用価値大なので、旅のお供にぜひお勧め。
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