昨日の続き。
「日本人は専門性よりも当事者性(経験の有無)を重視する傾向にある」という話を企業経営という分野を例にとって。
再び昨日の図登場。
①・・・経営を「専門知識・スキル」として学び、そのような場も経験してきた人。 世界ではGEの幹部候補生育成塾は有名、国内でもユニクロの経営幹部育成計画は話題になりました。 これらは企業内で専門性と経験の両方をつけさせようとする試み。
②・・・経営を「専門知識・スキル」として学んだものの実地経験に欠ける人。 MBA(経営学修士)を取得したての若者がその典型。 彼らがその学位を活かして企業に入る場合は、通常その専門知識・スキルを活かしながら必要な経営経験を得られる場を求めます(以前書いたサムスンの戦略グループなど→『Samsungに見る黒船の効果と限界』)。
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