“Post Truth”(ポスト真実)が2016年の言葉だと発表されたのは年末でしたが(*1)、過去1週間は一流メディアのトップページまでが偽ニュースにハッキングされてしまったかと見まがうようなニュースが続いて引いています。
*1・・・The Guardian: ‘Post-truth’ named word of the year by Oxford Dictionaries
土曜のBBCトップページの見出し写真3つは順に、
– トランプ米大統領がムスリム7ヵ国の入国禁止を発表してるとこ
– メイ英首相がトルコのエルドアン大統領と握手してるとこ
– 科学者たちが世界の「終末時計」は終末に30秒近づいたと発表してるとこ
の3つだったので(スクリーンショットとればよかった・・・)、いはやは何のジョークかと思いました。 ジョークじゃないのが更に恐ろしいのですが・・・
前も『The Future of Work』で書いたけど、世界を変えるような大きな時流(メタ・トレンド)ってまずアメリカのカリフォルニアで発生して、それがすごいスピードで打たれて叩かれてテストされて、こなれたり改善したりローカライズされて、世界の中でも時流が回ってくるのが早い場所から順にぐるーっと回ってきて、気がついたらいつの間にやら世界の様相が変わってる、ってそんなイメージ。
息子が産まれてから自分自身一番驚いたのは、溢れて溢れて止まらない愛だった。
Unconditional love(無償の愛)というものが自分の中にとめどなく溢れてくるのは初めての経験だった(『Before I was a Mum』)。 息子が、親である私たちだけではなく祖父母・友人・保育士さん・街で出会う人々・・・さまざまな人からの愛情を栄養にしながらすくすく育つのを日々見守ることができるのは言葉に現せないほどの喜びになった。
世界中のすべての子どもがこんなに愛されて育ったらさぞかし世界は違った場所になるだろうと思った。 もし愛が石油や木材みたいに形があってシェアできるのであれば、溢れ出る親の愛たちを少しずつ集めれば、事情があって親の愛情を受けることなく育つ子どもたちに分けてあげられるのに、と思った。
嫌なニュースも多い世の中で、一番辛いニュースは児童虐待のニュースになった(過去の関連エントリー:『イギリスの児童虐待対策』)。 生まれてくること・生まれてくる家庭を選べない子どもたちの中に、人生の冒頭から精神的・身体的苦痛を受ける子どもたちがいることを知ることは心臓を素手でぎゅっと握りつぶされるような感情を伴うものとなった。
私と同じように、自分の子どもを愛して止まない親たちに、そしてすべての子どもは生まれ落ちた環境がどうであれ愛情を浴びながら育つ権利があると信じている人に、読んで欲しい本があります。
If i offered you $10,000,000 to work 24 hours a day for 15 years and then retire, would you do it? Of course not – you couldn’t. It is unsustainable, just as what most define as a career: doing the same thing for 8+ hours per day until you break down or have enough cash to permanently stop.
How else can my 30-year-old friends all look like a cross between Donald Trump and Joan Rivers? It’s horrendous – premature aging fueled by triple bypass frappuccinos and impossible workloads.
もしボクが年収1,000万円で15年間、1日24時間働いたらリタイアできるよ、って言ったらやる? もちろんやらないよね – できないもん。 そんなの続かない、ほとんどの人が定義しているキャリア(精神的・身体的に参るか二度と働かなくていいほどキャッシュが貯まるまで1日8時間以上働くこと)だって同じだ。
そうでなきゃ、何でボクの同級生(30歳)がDonald TrumpとJoan Riversを掛け合わせたような顔してるんだ? 身の毛がよだつねー フラペチーノと到底不可能な仕事量で3倍速で老化してる(右がDonald Trump、Joan Riversの顔は続きを読むをクリック)。