Tag Archives: 日本語
ちょっと前にTwitterで夏野さんが
日本人が議論ベタなのは議論上の意見とその人の人格を一体化したがる傾向があるからだと思います。
理由は簡単。論理性で負けるから必殺攻撃に出てるわけです。
とつぶやいて、その後盛り上がってました(『異端児こそサバイブしなければならない』書いたように夏野さんとは1年以上プロジェクトご一緒したことがあります)。
『技術やアイデア単体に価値はない』で引用した奥山さんも
面白いのは日本の議論の仕方っていうのが、何かと個人攻撃になってしまうこと。 これは日本の言葉の作りっていうものがどうしても目上とか目下とか、男性とか女性とか、自分の相手に対する相対的な位置を示す感情を表す言葉があるのに対して、英語とかイタリア語っていうのは非常に少ない言葉で情報の内容を的確に相手に伝える言語の作りなんです。 だから、誰が何を言うかってことは重要なじゃなくて、その話の内容の方が重要だって順序になってる。
とおっしゃってるので、確かに日本人にそういう傾向があるんだと思います。
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4 Comments | tags: コミュニケーション, 英語, 日本語 | posted in 4. 教養・知識, 英語・外国語
昨日のメッセージの日本語訳を下記に記します。 Appleサイトにあるようにrememberingsteve@apple.comに送ったもの。
母親にとって朝は怒濤の時間なので、メッセージは昨日の朝の通学途中に地下鉄の中で書いたもの。 地下鉄の中で朝から泣いてるのは私だけだったわ・・・(笑)
メッセージはとてもパーソナルな内容ですが、世界中の何百万人の人がスティーブ・ジョブスに対してパーソナルな想いを持っている(私は友人のブログでスタンフォード卒業式でのスピーチをかなり初期に知った。 その友人は今シリコンバレーで起業に挑戦中)。
直接、心のド真ん中をついてくる、会ってもいないのにパーソナルな関係を築けるのがスティーブ・ジョブスだったと思うし、そんな有名人を私は彼以外に知らない。
訳は原文の意図を損なわないかぎり(って自分で書いたんだけど)、語順通りに訳しました。
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いやー、再び笑った、『日本人の知らない日本語2』
(我が家の『日本人の知らない日本語』
の話はこちら)。
日本ではドラマ化されて放映中なんですねー
息子が産まれて以来、全く進んでいない夫の日本語学習ですが、ずっと私が答えられなかった彼の深遠な疑問がこの本で解き明かされました。 日本語教師って日本文化の伝道師だなー
以下、マンガを地でいく我が家ですっきり謎が解けたお話(マンガで読まないと面白くないので、ぜひ原作
でどうぞ!)。
1. 「鬼のパンツ」はなぜ虎の毛皮でできているのか?
夫が振り付けつきで歌える唯一の日本語の歌、「鬼のパンツ」(経緯はこちら)。 「なぜ鬼のパンツが虎の毛皮でできているのか?」と聞かれて困りました。
知らん・・・っていうか、いちいちそんなこと疑問に思わないですよねー
答:鬼がいる方角(鬼門)が”丑虎(うしとら)”、つまり”丑(うし)”(鬼の角が丑の角っぽい)で”虎”だから。
(答えを聞いても全く意味不明な説明です・・・)
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日本企業や日本人と仕事をすることがすっかりなくなってしまってから久しいですが、たまたまクライアントのオーストラリア企業が在シンガポールの日系メガバンクと話したいというので、アドバイザーとして同行しました。
クライアント側:全員アングロサクソン系 + 私
日系メガバンク:全員日本人
内容は詳しくは書けませんが、クライアント側からのある取引打診(融資ではない)だったのですが、会議開始後10分で(日本人の私にすれば)銀行から色良い返事はない、とわかる内容のものでした。
銀行側は「(クライアントの条件であれば)It is difficult…」を連発し、理由を述べます。 クライアントは「では、どうすれば可能なのか?」と何度も食い下がります。
本当に、日本人の私から見れば、かなりクリアなNOだったのですが、何度も同種のやり取りがあった後、面談は30分を過ぎてお開きとなりました。
面談が終わった後、クライアントに「日本人の”It is difficult.”は”It is impossible.”の意味だから」と伝えたところ、心底驚いていた様子。 やはり全然通じてなかったか・・・
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8 Comments | tags: 異文化, 英語, 日本語 | posted in 4. 教養・知識, 英語・外国語
こ・これは面白い・・・
シンガポールに出張で来ている高校時代の同級生が買ってきてくれました、『日本人の知らない日本語』
。 日本の日本語学校で日本語教師をしている先生と熱心な外国人学生の笑えるバトル、漫画です。
『ダーリンは外国人』
と似てるのですが、あちらがトニーさんのキャラクターが異色で「いや、こんな外人いないから」だったのに対し、こちらはまさに私の日常です。
本には、任侠映画好きのフランスマダム マリーさんが「おひかえなすって! 私マリーと申します」と自己紹介し、「私のことは姐(あね)さんと呼んでください」と言う場面があるが、気持ちはわからなくもない(?!)。
私の夫の日本との出会いは大学時代にはまったオンラインゲームの”SHOGUN(将軍)”(たぶんこれ)とエバンゲリオンだそうだ(別に彼が特別オタクだったわけではなく、大学でエンジニアリング専攻になると突然周りがアジア系ばかりになり、彼はその中でもかなりマイルドな方だったらしい→『アジア人はなぜ数学ができるのか』)。
この前は「将軍」と「大名」と「侍」の違いを夫に教えてもらったし、「参勤交代」「百万石」という言葉も知っていた(しかし普段の日本語はたいしたことない)。 でも「忍者と芸者は大名の城の中の使用人(忍者を倒さないと大名にたどり着けない)」と言っていたので、そのへんの知識は怪しい(笑)。
そして私にはエバンゲリオントークはできないのが残念だ(時代が違う、キン肉マンやドラゴンボールトークならさぞかし盛り上がったことであろう)。
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13 Comments | tags: 家族, 日本語 | posted in 4. 教養・知識, 5. 趣味・プライベート, 英語・外国語, 家庭・育児
『日本語を学ぶ人たち』に書いたように、我が家では夫が引き続き日本語学習に励んでおります(12月の日本語能力試験(略称:JLPT)2級合格は「漢字1,000文字」が全く追いつかず、あっさり断念したみたいですが)。
最近、週1回の日本語教室でのマンツーマンレッスンから、週3回のオンラインレッスンに切り替えたのですが、このオンラインレッスンが非常にいいらしく絶賛しています(香港人の奥さんがいるRくんに教えてもらいました。 ありがとう!!)
私が英語やフランス語を勉強していた頃はオンラインレッスンなんて存在しなかったので、オンラインで語学を勉強したことがないのですが、こんなに絶賛されるオンラインレッスンとはどんな工夫がされているのか聞いてみました。
今、巷には英語のオンラインレッスンも溢れていますので、選ぶ際の参考にしてください!
そのクラスとはこちら→Japanese Online Institute。
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私は「girl(s)」、「ガールズ」という言葉が英語でも日本語でも苦手です(写真は東京ガールズコレクション)。
日本語の「ガールズ」は自分に対しても他人に対しても使わないし、使い方もよくわからないので(笑)、英語の「girl(s)」について。
1. いつまでgirl(s)と呼んでいいのか?
留学していたとき平均年齢28歳(下は25歳、上は35歳くらい)の集団だったのですが、”girl(s)”と呼ぶ & 呼ばれるのに抵抗があり、周りに何歳までなら”girl”なのか聞いてみました。 結果、答えはまちまち。
「結婚するまで女は何歳でもgirl」と断言した人もいれば、「30くらいじゃん?」「見かけ次第じゃない?」「精神年齢?」・・・etc.
なんとなくわかったのは、国によって違うのでは?ということ。 統計を取ったわけではないのですが、アメリカ人はよく言えば気が若い、悪く言えば子供っぽく、いつまで経ってもgirl(s)という言葉を使う傾向があるような。 次いでカナダ人、イギリス人、オーストラリア人など英語圏が続く。
その対極をなすのがフランス。 女性に話しかけるときは”mademoiselle”(英語のMiss)ではなく、”madame”(英語のMrs.)を使うべきであることは知られてますが、いい年した女性をgirl(s)と呼ぶことを失礼と感じるのかあまり使っていなかったような。
個人差があることは言うまでもありません。
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9 Comments | tags: 英語, 日本語 | posted in 4. 教養・知識, 英語・外国語
友達が誕生日プレゼントに、と谷中(東京の)で撮った桜の写真を送ってくれました。
あー、キレイーーー☆
私は頻繁にホームシックになるのですが、やっぱり桜の季節は格別ですね。
ちょっとこの桜に対する思い入れだけは外国人にはわからないかも〜、と急に日本人ぶる私。
さて、日本語学習中の夫ですが、引き続きがんばっております。
最近聞かれて答えられなかったこと。 1. 2. ともに私がメールを書いているのを覗きこみながらの会話。
1.
夫:どうして”ユミコさん”とカタカナで書くの? Yumikoさんは日本人だよ。
私:別に漢字でもカタカナでもひらがなでもいいんだよ(アルファベットでもよし)。 時と場合によるし相手との関係にもよる。 It depends…
夫:(全然納得していない顔)
2.
夫:どうして”サミー” (日本人友達のニックネーム)は男なのに”サミーくん”じゃなくて”サミーちゃん”なの?
私:サミーは何となく「くん」じゃなくて「ちゃん」っぽいんだよ。 ほら、私の弟も「ちゃん」付けでしょ?!(うまく説明できないので若干切れ気味)
夫:ふーん、日本語って難しいね・・・(またもや全然納得していない顔)
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13 Comments | tags: 異文化, 日本語, 日本語が亡びるとき | posted in 4. 教養・知識, 英語・外国語, 日本
今年の夫の新年の抱負のひとつが12月に行われる日本語能力試験(略称:JLPT)の2級合格です(人の抱負を勝手にブログに載せてプレッシャーをかける鬼な私)。
なお、2級のレベルは以下。
2級 – やや高度の文法・漢字(1,000字程度)・語彙(6,000語程度)を習得。一般的なことがらについて、会話ができ、読み書きできる能力。 600時間程度学習し、中級コース修了したレベル。
漢字1,000字って・・・ 今、常用漢字が1,945字らしいので、その半分。
相当ハードル高そう。
週1回日本語教室でプライベートレッスンを受けて、家でもがんばって日本語で会話するようにしているのですが、練習相手が私だけしかいないので、質・量ともに圧倒的に実践の場が不足しています。
ところで、日本語能力試験の受験者数は近年このように増加の一方(「JLPT – 24年間の実施状況」より)。

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5 Comments | tags: 日本, 日本語 | posted in 4. 教養・知識, 英語・外国語, 日本