Tag Archives: 料理

Baby-Led Weaningと『モチベーション3.0』

早いもので息子ももう4ヵ月半、あとひと月で離乳食の時期です。
こんなにオッパイ星人なのに、もう大人への階段を上っていくのか・・・さみしいなあ・・・(←親バカというよりバカな親)
離乳食関連の本を日英まとめて読んでみました。
授乳・睡眠スケジュールでは大いに役立ったGina Ford(参照:『本で読む育児 – 1』『育児が楽しい!』)の離乳食本『The Contented Little Baby Book of Weaning』は、勧められている離乳食がまずそうすぎる(笑)、こんな厳格なスケジュール・内容では食事の時間が楽しくなさそうなのでひとまず却下。 日本の離乳食本も離乳食ステージに合わせた料理が面倒くさそうすぎる・・・。
・・・というわけで今のところ白羽の矢が立っているのが、イギリスで流行っているらしい『Baby-Led Weaning – Approach to Introducing Solid Foods』。 検索しても日本語の情報がほとんどない・・・のはワイルドすぎて日本では無視されているのでしょうか?

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Julia ChildのBoeuf Bourguignon

一般的に男性の方が女性より(その対象が何であれ)オタク度が高いのではないかと思う。
私は特に何でも興味を持ってしまう代わりに興味の対象が散漫になりがちで昔から極めてオタク度が低い、一方で夫の方はマイブームが比較的深く長く続くようです。
その特性が適切な方向に向くと、とてつもない恩恵を受けられてしまった、というお話。
義母は昔ル・コルドン・ブルーでディプロマを取ったとかで家でスフレとか焼いちゃうし(家でスフレって焼けるのね・・・)、義父もこちらの通りのグルメ、という恵まれた食環境で育った夫ですが、独身の時はパスタのソースを(買ってくるのではなく)自分で作る程度でした。
結婚後、なぜかみるみる料理に目覚め、旅行先の料理(スパニッシュ→イタリアン→南インド)に片っ端からはまっていきました。 ところがシンガポールは食糧自給率が5%くらいというお国なので、とりわけ西洋料理食材は高く(質の高いものはオーストラリアから航空便で輸入している)、鶏肉以外の肉は目玉が飛び出るほど高かったので、夫の不満は募るばかり・・・(& 我が家にはオーブンがなかったのが致命的)。
ロンドンに引っ越すことが決まってからは、「オーブンで○○作るんだ! △△も作るんだ!」と食べ物の話ばかりしてたし、家探しの際には一緒に近所のbutcher(肉屋)も探してたし・・・(苦笑)。
そんな彼の料理ブームに見事なタイミングでヒットしてしまった映画が(日本でも上映中?)『ジュリー&ジュリア』

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太陽の恵みをシンプルに味わう

今回のメルボルンの帰省は12日間。
こんなにいても毎日することはないのですが、ひとつ帰省のすごいインセンティブがあります。 それは義父母の料理がバツグンにうまいこと!
grilled_vegetables.JPG義母は昔コルドン・ブルーでディプロマを取ったという料理の腕前なのでめちゃくちゃ料理が上手、というのは前から知っていたのですが、義父(→こちらに登場)が会うたびにスキルアップしていくのに驚いています。 今回は毎日ランチとディナーは義父担当で私たちはもっぱら食べる方専門。
彼の料理は「地元で取れる新鮮で質のいい食材と庭で取れるハーブをたっぷりと使って、料理自体は素材の風味を活かしてシンプルに仕上げる。 仕上げも良質のオリーブオイルと塩・胡椒でシンプルに」というもの(右写真はある日のディナー。 野菜をグリルしオリーブオイルで和えたサラダ、胡椒だけで焼いたステーキ、ポテトグラタン)。
このスタイルは、(食が不味い不味いと言われながらも過去10年に素晴らしい改善を果たした)イギリスで人気ですが、オーストラリアの方がピッタリ。 浴びている太陽の量が違うのでしょう、ちゃんとしたマーケット(もっぱら行くのはQueen Victoria Market)では風味豊かでとびきりフレッシュな食材が安価に手に入ります。 特に私の大好きなフルーツが笑っちゃうくらい安いのが素晴らしい!

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ホームシックが悪化する本、"LIFE"

大学卒業して実家を出て以来、毎年お盆になるとホームシックになります。
ホームシックの一番の解決法は「家に帰っちゃうこと」なんですが、夏休みはいつ取ってもいい会社に勤めていたため、お盆の旅費の高さと移動人口の多さにめげて一回も帰ったことはありません。 いつもより静かなオフィス、空いている電車でお盆を感じながら、会社でパソコン画面を見ながらうじうじとホームシックになる、というのが毎年のパターン。
今年もパソコンの画面を見ながらうじうじしていたのは一緒だったのですが、ホームシックを悪化させる究極のレシピ本を紀伊国屋で発見、『LIFE なんでもない日、おめでとう!のごはん。』。 この本、罪です・・・
kamome_breakfast.jpg『かもめ食堂』という一部のファンの間でカルト的人気を保つ映画に出てくるあまりにも美味しそうなご飯を作っていたフードスタイリストの飯島奈美さんが出した本。
(←)こんな悩殺ものの朝ご飯作る人です(『ほぼ日刊イトイ新聞』より)。
「おとうさんのナポリタン」、「うんどうかいの、おべんとう」、「ちいさなお祝いの日の、ちらしずし」などネーミングが秀逸で、見るだけで昔むかしにタイムトリップしたような錯覚を起こす、ノスタルジーを掻き立てる写真が並んでいます(この写真も罪)。
必ずしも全部のレシピが家で食べてた味ってわけでもないのに不思議だなー・・・

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クリスマス – 伝統が変わる瞬間

案の定、ですが、昨晩の食べ過ぎ、飲み過ぎで朝から胃もたれと二日酔いに苦しんでいます。
夫が「30年間毎年、寸分も違わないレシピで食べ続けてきた」というお義母さんのロースト・ターキーのレシピを事前にゲット(夫が生まれる前に修行したLe Cordon Bleu Londonのレシピだそう)。
シンガポール時間昼12時(メルボルン時間午後3時)には、すでに親戚一同会したクリスマス・ディナー後で完全にできあがっていたお義母さん@メルボルンに電話で指示を仰ぎながら調理スタート。
ロースト・ターキーって作ったことはおろか食べたこともないので、どういう味になると成功なのかもわからなかったのですが、そこは夫の出番。
stuffing.JPGまずはターキーの詰め物、スタッフィング作り。
私、全然知らなかったのですが、ロースト・ターキーはスタッフィングがその味を決めます。 ターキーはパサパサして味のないチキンみたいな味。
我が家のスタッフィングは2種類。
A : アプリコット、セロリ、くるみ、たまねぎを炒めたもの(写真)。
B : ソーセージ、豚挽肉、フレッシュハーブ(パセリなど)、卵、たまねぎを混ぜたもの。
このスタッフィングが国によって、家庭によって異なり、腕の見せどころなのだそう。
『ニューヨーク・スローライフ』というブログでは

ソーセージ、玉ネギ、セロリ、ハーブ、ガーリックを炒めたところにスープストックを加え、クルトンを入れてふやかしたもの(サンクスギビングデー・ディナー 2008

だそうなので、我が家のBに近いところが多いようですが、私のお薦めは断然A!
これだけで食べていいくらい美味しい。

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セクシー主婦と王子シェフ

一足早いクリスマスプレゼントとして夫の妹が『Nigella Christmas: Food, Family, Friends, Festivities』というクリスマス料理のレシピ本をプレゼントしてくれました。 私たちがクリスマスプディングを作ったのを聞きつけて、「この本でクリスマスディナーを作ってね」とのこと。 ところが、我が家にはオーブンがない・・・のでクリスマス当日に友達のアパートに押し掛けて使わせてもらうことに。 独身男性なので「オーブンは使ったこともない、ちゃんと動くかどうかもわからない」ということなので、どうなることやら?
このレシピ本著者であるイギリス人料理研究家のNigella Lawson。 私は料理レシピ本大好きで本屋でもよく覗くので何度も写真は見たことがあったのですが、ずっとお色気系だと思っていました。
Nigella.jpgだって、彼女のwebsiteのトップページが(←)コレだし、レシピ本でも写真がやたらとセンシュアル(sensual)で、材料を手でこねているところのアップ、とか、ねっとりと絡まるチョコレート、とかそんなんばっかりなんだもの。
ところが、良家の出身(お父さんはメイジャー首相時代の大蔵大臣)でオックスフォード大卒のジャーナリストと意外と知性派なのでした。 ご主人が広告業界の大物と話題性も十分。

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「京のおばんざいレシピ」復活!

3週間ほど前、本ブログと共に不運にも全消滅したブログ『京のおばんざいレシピ』ですが(経緯はコチラ)、やはりオンラインでないと不便なことや、意外にも元々の読者でない方からもリクエスト頂いたこともあり、ほそぼそとこちらのサイトで復活させております。 合計700レシピ近くあったため、まだ7分の1ほどですが、時間を見つけたら復活させていきますので、レシピ検索にご活用ください。
『京のおばんざいレシピ』ブログを2006年1月に始めた経緯はおばんざいブログの初回にも書いていますが、自分の味のルーツである京都、広くは関西(*1)のおかずを手軽に毎日ちゃちゃっと2,3品作れるようになるための自分のためのトレーニングブログです。
*1:母が生まれも育ちも京都なので実家はとても薄味
『緊急じゃないけど大切なこと – 1』というエントリーを以前書きましたが、毎日の「食」は「緊急じゃないけど大切なこと」の筆頭。 毎日料理する習慣を自分に義務付けるためにレシピブログを始めました。
また市販のレシピ本は料理人によって味にバラつきがあり、私の口に合わないものも多かったため、オンラインに自分好みの味付けのレシピをまとめれば後々便利だな、という思いもありました。

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クリスマスの準備

『多民族国家の祝日の過ごし方』に書いたとおり、多民族国家シンガポールでは、中華系、マレー系、インド系の人たちはそれぞれの祝日をそれぞれの伝統に従って祝うのですが、そのどれでもない私たちは、ぼーーっと何も祝うことなく1年を過ごしてしまいました。
はたと気づけばもう師走。
さすがに、キリスト教徒最大のイベント、クリスマスと、日本人最大のイベント、お正月はきちんと迎えるべきでしょう。 今年はどこにも行かないし・・・
christmas_pudding.jpg夫の実家ではクリスマスにはいつもイギリス式にローストターキー、クリスマスプディング、ミンスパイなど伝統的な料理をお母さんが手作りしていたのだそう(ロンドンのコルドンブルーで修行したという料理の腕前)。
我が家にはオーブンがないのでローストターキーは断念、ミンスパイは夫が好きじゃないと言うので、週末、クリスマスプディング作りに初チャレンジ。 ありえないほどドライフルーツが詰まったこれです(→)。

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