世間は都議選の結果の方がホットな話題かもしれませんが、奈良で33歳の市長(仲川げん氏)が誕生しましたね!
私と同学年ではないか、全然知らない人だけど小学校どこだろー?(笑)
小学校の初めの3年間と中学3年の2学期と3学期しか奈良の学校に通っていないので、奈良には友達もほとんどいないのですが、今でも両親は住んでいるので、故郷は故郷。 変革が起きるのはいいことです。
最近密かにショックを受けていた統計があります。
三菱総合研究所:35歳の実態 ~35歳1万人調査より~
で判明した数々の数字。
今の30 – 34歳は世帯所得、男性(個人)の所得、ともに10年前に比べて、こんなに減っているのです、そして将来生活がよくなるという希望も持っていない。
他にも「35歳の女性が持っている子どもの数の平均は0.86人だが、理想の子どもの数は2人または3人と答える人が85.9%。 理想の子どもの数を持たない理由は経済的な不安」など、恐ろしい現実を表した数字がざくざくと・・・
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頑張れ、33歳市長!
キャンペーン大国シンガポール
『さらに少子化を考える』エントリーを読んで、いつも記事を送ってくれるYさんが、また面白い記事を送ってくれました。
こちらでも書いたように、シンガポールは政府お墨付きのお見合いマッチングサイトや出会いイベントがあって、なかなか結婚しない若者を結婚させて子供を産んでもらおうと必死なのですが、なかなか効果が出ていません。
記事によると「(政府調査の結果)この国の独身者は結婚そのものに関心はある、ただ結婚するなら”ミスター(or ミス)・ライト”でなければ、との意識が強い」ことがわかったそうで、完璧な異性を待ち続けてチャンスを逃しているのでは?との懸念から「欠点こそ美しい!」キャンペーンが開始されたとのこと(CM見つけた方、教えてくださいCMはなかなか感動的)。
YouTube : Think Family – Funeral
ひぃー、お腹がよじれそう〜・・・ 勘弁して〜
そんなこと国に言われなくても自分のことくらい自分で面倒みるよ、って感じなんですが・・・
シンガポールは政府のキャンペーン大国です。
日本の駅や電車は広告だらけでこれはこれでしばらくぶりに見るとギョッとするのですが、シンガポールの場合、政府キャンペーンが始終流れてます。
最近はずっとこれですね、“Singapore Kindness Movement”という「人に親切にしましょう」というキャンペーンの一環で公共交通の乗り方を指南したもの。
ルール作り上手なフランス – 2
昨日の話、「フランスって国はルール作りが上手だなー」の続きです。
この理由は私はフランスは基本的にエンジニアが作っている国だからだと思います。
より正確に言うと理工系の教育を受けたエリートが作っている国。
フランスは超学歴社会で、グランゼコールと呼ばれるエリート養成機関出身者がフランス社会上層部を占めます。
Wikipedia : グランゼコール
なかでも理工系のグランゼコールのうちPolytechniqueと呼ばれる有名校出身者が出世し、ゴーンさんもPolytechnique出身。
フランスの上位200社の大企業では、社長の50%はENA(国立行政大学校)とPolytechnique(国立理工科大学校)の出身者である(日仏経済情報:『台頭する新たな産業エリート群像』より)。
なんだそうです。
話はちょっとズレますが、どういうバックグラウンドを持つ人が社会を作っているか、という点からいろいろな国を見ると興味深く、ちょっと前のthe economistに国のトップ(大統領、首相、総主席etc.)のバックグラウンドは国によって大きく異なる、という記事がありました。
The Economist : There was a lawyer, an engineer and a politician…
右のグラフにフランスは載っていませんが、フランスはENA(国立行政大学校)というエリート養成機関出身者が大統領・首相になるケースが多くサルコジは例外。
アメリカは法曹界出身者が非常に多いのは何でだろう?(オバマも弁護士出身)とか、いろいろ考えさせられて面白いのでぜひ原文でどうぞ。