今年も8月6日が何事もなく過ぎ、8月9日も何事もなく過ぎた。
昨日はNational Dayについて軽いエントリーでも書き、そのまま今年もやり過ごそうと思っていた。
でも坂之上洋子さんの『想像力』というブログエントリーを読み、なんだかとても感じていることが一緒だったので書くことにします。
私は1970年代に生まれた他の子供と同じように小学校・中学校の義務教育を受けて育った。 学校の「道徳」には必ず平和教育の時間があったし、8月6日と9日と15日の甲子園では球児たちが正午に必ず黙祷をしたし、何より『はだしのゲン』を隅々まで読んで育った。 8月は、蝉の声と蚊取り線香とプールと(やんちゃの限りを尽くした弟と私に耐えかねた)母の怒声の月であり、、、戦争の月であった。
そんな普通の子供として育った私にとって「戦争はいけない」「核兵器はいけない」のは疑う余地すらない当たり前以前の常識として小さい頃から植え付けられた。
そんな当たり前のことを当たり前と思っていない人に初めて真正面から出会ったのは私が20歳のときだった。