Tag Archives: 家族

震災後の人生棚卸し

日本から帰ってきたのに日本のことを書いていないのですが、関西は街を歩くと
1. 外国人観光客がほとんどいない!
2. 震災支援の募金活動が目につく
くらいで、ニュースさえ見なければ、ほとんどいつもと変わらず実に平和でした。
そして、今回の大震災で自分の人生の何を見直すべきなのか?ということをつらつらと考えていました。
1. 人
大地震の一報を聞いた直後、ほとんどの人は(当時やっていたことを放り出し)まず自分の家族、次いで大事な友人の安否確認に追われたのではないでしょうか?
連絡がつかなかった時間(ほんの数十分かもしれないし数日かかったかもしれないが)、何も手につかず、ただただ無事でいてくれることを祈っていた相手、その人たちこそがキャリア・財産・社会的地位よりも何よりも大切な人たちなのです。
私は自分の大事な人を毎日幸せにできない人は尊敬していないのですが(『文化の壁を超えるCM』で紹介したANA-読売新聞のCMのおじさんみたいな、笑)、今回の帰省ではいつものようにオフ会などで新しい人と出会うことを目的とせず、(息子にとって初日本だったので)家族や昔からの友人と過ごすことにしました。
実際は、長距離フライトが思った以上に大変で時差ボケに始まり時差ボケに終わった旅だったので、このくらいゆったりでよかったようです。

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クリスマスのイルミネーションつれづれ

今さらですがクリスマスの話。
シンガポールからロンドンに来るにあたって、楽しみにしていたことのひとつがクリスマス。 クリスマスのオーチャード・ロード(シンガポール一の繁華街)は、かなり首をかしげるセンスのデコレーションな上に商業的な香りしかしないので、本場ヨーロッパのクリスマスを楽しみにしていたのでした。
christmas_regent_st.jpgそんな私の一方的な期待は・・・むなしく裏切られました。 去年のリージェント・ストリートを華々しく飾ったイルミネーション(左の写真)は(光って見えないけど)、映画『ナルニア国物語』の宣伝・・・
誰がイルミネーションを決めているのかは知りませんが、ハリウッド映画の宣伝はないんじゃあ・・・
ロンドンの”クリスマス3大がっかり”のひとつでした(あと2つは、サウスバンクのクリスマス・マーケットと今週ロンドンの街中に捨てられているクリスマス・ツリーの粗大ゴミ)。
クリスマスの翌日Boxing Dayから始まる冬の大セールも含め、商業主義に走りすぎで興覚め。

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人生をどうやって測るのか?

私が子育てによる睡眠不足でふらふらになっていた頃、さっとネット上で見かけたのをまだ覚えてました。 遅くなったけど、読めてよかった! HBS(ハーバードビジネススクール)のクリステンセン教授が行った授業。
ビジネス書の古典『イノベーションのジレンマ』の著者でこのブログでは『次の破壊的イノベーションは何だ?』『破壊的イノベーター国家』で紹介しています。
彼は現在、癌で闘病中です(→近況は彼自身が自分のサイトでアップしています)。 HBSでは学生に向けて彼の人生観を語る授業があったそうで、聴講できたラッキーな現役生たちがブログに内容をアップしています(↓)。
『莉恵の地球儀ブログ:生きるということ
『Built to Last : ハーバード留学記 : クリステンセン教授の特別授業〜幸せとは
私は彼自身の言葉で全文を読みたかったので見つけました。 Harvard Business Reviewで“How Will You Measure Your Life?”と題して全内容が発行されています、かなりの数のダウンロードがあったようです(Harvard Business Reviewサイトからのダウンロードは有料ですが、ファイル形式をPDFで指定して、記事名で検索すると出てきます)。

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Disconnect to Connect

Twitterで教えてもらった、タイの携帯会社DTACのCM。

以前、『文化の壁を超えるCM』というエントリーを書きましたが、このCMも言葉がいらないなー、秀逸。

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子ども大好きなスペイン人

2週間ほど毎年恒例の南ヨーロッパ・ドライブ旅行に行っていました。 今年は南スペインのアンダルシア地方をドライブ → マドリッドで友達の結婚式に出席、という旅程。
2007年から始まったこの夏の恒例行事、2007年はフランス・スペインにまたがるバスク地方、2008年は南イタリア(→『’la dolce vita’の由来』『至福のオリーブオイル』)、2009年は南仏プロヴァンス(→『ルール作り上手なフランス – 1』『la vie en rose』『外国人だからわかる良さ』)でした。
bar_seville.jpg実は息子を連れた初家族旅行は息子が4ヵ月になる前にイギリスのコッツウォルズ地方に行っているのですが、たった4日の旅行で疲労困憊、帰ってきてからブログに書く気力も残っていませんでした。
今回は2週間でどうなることやら?と思っていたのですが、家族全員最高に楽しんで帰ってきました。 息子は6ヵ月を過ぎていろいろなことがわかるようになり、見るもの・聞くもの・触るものすべてが刺激的、毎日本当に楽しそうにしていたし、私たちも始終息子に話しかけてくれるフレンドリーなスペイン人に助けられてバルでタパス三昧の休日を楽しめました。
赤ちゃん連れの旅がこんなに楽だとは思わなかった! 「動き回るようになったら大変よ〜」とよく言われるので、今がちょうど赤ちゃんの黄金期(golden age)なのかもしれませんが・・・
旅の途中、子どもが大好きなスペイン人に助けられたことは数えきれません。

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あな奥深き日本語 Part 2

いやー、再び笑った、『日本人の知らない日本語2』(我が家の『日本人の知らない日本語』の話はこちら)。
日本ではドラマ化されて放映中なんですねー
息子が産まれて以来、全く進んでいない夫の日本語学習ですが、ずっと私が答えられなかった彼の深遠な疑問がこの本で解き明かされました。 日本語教師って日本文化の伝道師だなー
以下、マンガを地でいく我が家ですっきり謎が解けたお話(マンガで読まないと面白くないので、ぜひ原作でどうぞ!)。
1. 「鬼のパンツ」はなぜ虎の毛皮でできているのか?
夫が振り付けつきで歌える唯一の日本語の歌、「鬼のパンツ」(経緯はこちら)。 「なぜ鬼のパンツが虎の毛皮でできているのか?」と聞かれて困りました。
知らん・・・っていうか、いちいちそんなこと疑問に思わないですよねー
答:鬼がいる方角(鬼門)が”丑虎(うしとら)”、つまり”丑(うし)”(鬼の角が丑の角っぽい)で”虎”だから。
(答えを聞いても全く意味不明な説明です・・・)

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育児が楽しい!

まだ生後2ヵ月半でこんな題名にしてしまって、後でこっそりこのエントリーを消してしまったりしないか心配ですが・・・
育児が・・・楽しい!
産んだときはおろか、わずか1ヵ月前でもこんな日々がやってくるなんて思いもしなかった。
いろいろな人から「”First 100 days”を乗り切れ!」「生後2ヵ月と3ヵ月の間に赤ちゃんに何かが起こる」と言われていたのですが、確かに過去2週間の間に彼の中で何かが起こったらしい。
私自身のターニングポイントは夫がサウジ出張中で24時間私ひとり、息子が2ヵ月の頃にやってきました。 昼間はベビーカーの中でしか寝ず、その日は夜の寝付きも悪く、朝に意識朦朧としながらオムツを替えていたところ”fountain poo”(訳さなくても分かりますね、男の子なのでfountain peeは仕方ないとしてfountain pooってどういうこっちゃ?)
Pooが服やらオムツ替え台やらに飛び散り、一瞬カッとして「キャー!」と悲鳴をあげてしまいました。 その瞬間、機嫌の良かった息子が一瞬ものすごく怯えたような顔をして「ギャーーー!」とものすごい勢いで泣き出してしまったのです。
この子には私の感情がすべて伝わっている・・・

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文化の壁を超えるCM

イギリスにJohn Lewisという人気デパートがあります。
日本でも有名なハロッズセルフリッジら高級デパートより手が届きやすく、そのわりに品質も雰囲気もいいのでミドルクラスの心をがっちりとはさんで離さない店(LBS留学中のTWKさんいわく「伊勢丹とヨーカ堂を足して2で割った店」)。 オンラインショップも使いやすいので私もロイヤル・カスタマー。
そのJohn LewisのCMがとてもシャレているのでご紹介。

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チームKの始動

人の赤ちゃんすら抱いたことのない2人が産後2日で自宅へ帰されて1週間ちょっと。 昼夜の区別がない新生児との生活に生きた心地がしませんでしたが、ようやく自分の睡眠時間が取れるようになってきました。 コツは昼間寝ておくことですね。
今日は『Before I was a Mum』に引き続き、出産前から私が励みにしていた言葉のご紹介。
結婚して一番時間がかかったのは、2人暮らしに慣れることではなく(『ルーム・シェアのススメ』で書いたように他人に対する期待値がすごく下がっていたので)、自分の思考の単位を「1人」から「2人」に変えることだったと思います。
結婚してシンガポールに移ったときも、今年初めにロンドンに引っ越したときも、夫の仕事はキープしたため、「なんで私ばかり変化に適応しなければいけないの?」と思いたくなることも多々あったし、変化に適応する過程で就職活動やら妊娠やらストレスもたくさんあり、その度に「2人にとってベストな選択」と自分に言い聞かせ続けていました。
そんな時、友達に言われた言葉、「K(友達の子供の名前)が産まれてから、2人で”夜泣き克服プロジェクト”とか”卒乳プロジェクト”とか名付けて2人のプロジェクトにしていることでチームとしての一体感が増した気がする」。 聞いた瞬間、未知の領域・子育てへの不安がすーっと楽しみに変わった気がしたことを覚えています。

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Before I was a Mum

みなさま、本当にたくさんのお祝いメッセージありがとうございます。 こんなにたくさんの人に誕生を祝われて幸せな息子です。 大きくなったらブログを見せたいと思います。
イギリスは出産直後から親子同室、1, 2泊で退院させられるのですでに家に帰っています。 連日、睡眠時間が合計4時間ほどという状況で夫婦で奮闘していましたが、昨晩、日本から両親がやってきたので、ようやく少し楽になるはず!
どこで見つけたのか忘れましたが、出産前に何度も読み返しては泣いていたポエムをご紹介します。

Before I was a Mum,
I never tripped over toys
or forgot words to a lullaby.
I didn’t worry whether or not
my plants were poisonous.
I never thought about immunizations.

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