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多民族国家の祝日の過ごし方

hari_raya.jpg今日はラマダン(断食)明けの祝日です。 私の家のすぐ近くにモスクがあるので、朝から大勢のムスリムが集ってお祈りをしていました。
シンガポールは多民族国家なので、メジャーな宗教・文化の祭日をそれぞれ1日ずつ祝日にして、「これでみんな平等でしょ、みんな仲良く」的な休日制をしいています。 今年の休日はこんなスケジュール。
<Public Holidays 2008>(2008年の休日)
1月1日  New Year’s Day 西暦の新年
2月7-8日 Chinese New Year 春節(中国正月)
3月21日  Good Friday イースター(復活祭)前の金曜日(キリスト教)
5月1日  Labor Day メイデー
5月19日  Vesak Day 釈迦生誕祭(仏教)
8月9日  National Day シンガポール建国記念日
10月1日  Hari Raya Puasa ラマダン(断食)明けのお祭り、イスラム暦の新年
10月27日 Deepavali ヒンズー教徒の最も重要な祝日
12月8日  Hari Raya Haji 巡礼の祝祭日(イスラム教)
12月25日 Christmas Day クリスマス
年間10日間の祝日のうち(日本に比べたら少ないなー)、なんと民族・宗教に関係のない祝日は3日のみ!(西暦の新年とメイデー、建国記念日のみ)

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シンガポールでインド人について考える – 1

シンガポールは華僑の国ですが、シンガポール政府の国勢調査では、ethnic group(民族グループ)ごとに”Chinese”、”Malays”、”Indians”、”Others”の人口が毎年公式発表されます。
中国系でもマレー系でもインド系でもない私と夫は当然Othersです。
2007年の国勢調査では、
中国系 75%、マレー系 14%、インド系 9%、その他 3%
となっており、ここ数年比率は変わっていないようです(含まれるのはシンガポール市民と永住権保持者だけで労働許可証や配偶者ビザなどで短期滞在の外国人は含まれていません)。
Statistics Singapore : Demography
ところが街を歩いていても周りの友達を見渡しても、圧倒的に目につくのはインド人。
シンガポール永住権を取りにシンガポール移民局に行ったときも(→『シンガポール永住権取得!』)ロビーまで溢れ返っていたのはインド人ファミリー。

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