Tag Archives: 地球環境問題

Let it snow, let it snow, let it snow

tower_bridge_snowman.JPG今日はこの曲をBGMにどうぞ。
ロンドンはこの冬2度目の大雪ですっぽりと覆われています。 そう言えば今年初めにロンドンに到着したときも雪だったなー(→『雪とエアコン』)。
地球規模の気候変動は「地球温暖化」と呼ばれることが多いですが、イギリスではここ数年、夏はより暖かく、冬はより寒くなっているそうです。 北極の海水温が上昇し、年々大規模な面積で氷河が消えていく一方、冷たい風が流れ込み北西ヨーロッパに寒波をもたらしているとか。
緯度が高いにも関わらず雪はあまり降らない気候だったロンドンは雪への備えは全くされておらず、雪のたびに空港閉鎖・道路で車が立ち往生・・・と国全土で大混乱が起こります。 そろそろ雪という常態(非常事態ではなく)に備えてもいいんじゃないかと思いますが・・・

Continue reading


世界が100人の村だった時、私は・・・

あるビデオを見て、高校1年の夏の出来事を思い出しました。
私が「英語を話せるようになろう」と思ったきっかけはこちらに書きましたが、中学生の頃から海外でホームステイしたいと思っていた私は、高校1年の夏、アメリカでホームステイできることになりました。
その年はちょうどYMCA(青少年の社会教育を行う世界組織)が「ワールドキャンプ」と呼ばれる世界各国の10代が集まり共同キャンプ生活をするプログラムを企画していた年で、ワールドキャンプ(in ミネソタ)2週間 + ホームステイ(見渡す限りとうもろこし畑のアイオワ州ド真ん中)2週間、というプログラムに参加。
世界中から集まった15歳から20歳の若者総勢120人がミネソタ州の五大湖のほとりでキャンプ生活を共にしました。 同じ国から参加者1人、2人という人が多く、本当に「世界の縮図」でした。 YMCAは経済的理由により参加したくてもできない若者への費用を基金から拠出することも行っており、イスラエルなど中東や南米からの参加者もいました。
イスラエルの少年が戦争体験を語るなど、得難い経験をしたワールドキャンプでしたが、一番記憶に残っているのが「ワールドゲーム」。 『世界がもし100人の村だったら』をゲームにしたものを想像してみてください。

Continue reading


国境を越えた大気汚染

昨日ヨガの先生が、「散歩やランニングを日課にしている人は、ちゃんとヘイズ予報をチェックしてひどい日は外に出てはダメよ」と言ってました。
haze.jpgほとんど天災のないシンガポールですが、毎年この時期はヘイズ(haze)の時期です(ヘイズは人災)。
ヘイズとはインドネシアでの焼畑農業や山火事などが原因で起る煙害で、煙が風で運ばれ大気が汚染され、ひどい日は外が視界不良となります。
National Environment Agency(シンガポール環境局)が毎日PSI (Pollutant Standards Index) と呼ばれる汚染指数を発表しており、101を超えると体に悪いのだそう。 300を超えると学校が休みになります。
NEA : Ambient Air Quality
散歩やランニングをしてはいけないほどひどい日もあるのか・・・ 気づかなかった私は鈍すぎ???
元々、超空気の悪いエリアに住んでいるので(理由下記)、あまり気づいてませんでした。
– 飲食店の多い繁華街に住んでいる(常夏の飲食店街を想像してください、笑)ので常時臭い
– 近所で地下鉄駅建設と高速道路延長の工事をかれこれ2年くらいやっているので粉塵がすさまじい
– 今月はハングリー・ゴーストと言う日本のお盆にあたる季節のため、街中で紙(のお供え物)を燃やしているので、外に一歩出るだけで服に煙の臭いがつく

Continue reading


ボルネオ・ジャングル紀行 – 3

ボルネオ・ジャングル紀行最終回。
やはり触れざるをえない環境問題について触れておきます。
WWFによると、ボルネオ島は1980年代の半ばには75%近くが熱帯雨林に覆われていたが、伐採やパームオイル・プランテーションへの転換などによる森林の減少が進み、今や50%以下になっているそうです。
生息地を奪われた野生動物の数は激減しており、オランウータンの個体数は過去100年の間に90%以上減少しており、絶滅の危機に瀕しています。
WWF活動内容:オランウータンについて
プランテーション事業はマレーシアのSime Darbyなど巨大企業グループ群が仕切るマレーシアの一大輸出産業。 プランテーション開発により毎年約7万ヘクタールの熱帯雨林が消えています。 環境保護のためには政府という公権力による規制しかないと思いますが、これら巨大企業グループ群は(当然のごとく?)政府と癒着しています。
マレーシアと同じく森林減少が著しいインドネシアも同じ状況です。
そして発展途上国の開発はもちろん先進国という輸出先があるからです。 特にパームオイルは石油の代替品、「バイオディーゼル」として先進国で輸入が急増しているようですが、大量に熱帯雨林を破壊する燃料のどこが”バイオ”なんだ、と思います。

Continue reading


いざ、ボルネオのジャングルへ

突然ですが、今日の夜便でボルネオ島のジャングルへ行ってきます。
私がシンガポールで最も辛いのが「週末やることがないこと」です。
もともと休みの日にはかなり出歩くタイプで、土日のうち1日でも家の中から一歩も出ない日があると夕方くらいから「今日は1日も家の外に出なかった・・・」と鬱になります。
週末に日帰りや1泊で山・海・川・街!と4拍子遊べる日本各所と比べ、東京23区ほどの大きさのシンガポールは国内最高標高地点が163m(一昨年できた巨大観覧車より低い)、まるでスーパーの駐車場のように沖に並ぶ巨大タンカーを見ながら海に入る気も起きず、ショッピングモール嫌いなので街に出かける気もせず(でも娯楽がないから行くけど)、楽しみは友達と集まって食べるだけ、という・・・
格安エアラインで気軽に行ける楽しい東南アジアの国々が近いのですが、すべて空路なので、土日だけだと空港往復するだけでほとんどつぶれてしまうのですね・・・
今年はすでに、1月のインド2週間、5月のフランス10日間、10月の日本2週間、クリスマス/新年のオーストラリア10日間、と長期休暇が4回もあるので、(寛大な英系会社に勤める)夫の有休が尽きているところを、2週間前、私が「もう限界! どっか行きたい!」と叫び、無理矢理、予定していた長期休暇の中から1日有休を引っ張ってきて、3連休にしてボルネオに行くことに。

Continue reading


オーストラリアのアジア化構想

私は6年前に留学先で多くの白人オーストラリア人(たぶん、みんなイギリス系)に出会うまで、オーストラリア人とカナダ人は性格が似ているんだろう、と勝手に思ってました。
日本ではワーホリの広告などで、カナダとオーストラリアは「大自然、大らかな人々、生活環境が良い」など似たようなポジショニングであっため、「カナダの暖かい版だから、カナダ人よりさらにeasy-goingなんじゃないの」くらいのイメージ(トロントに住んだことがあったのでカナダ人はちょっとわかっていた)。
知り合ってわかったことは、オーストラリア人(イギリス系)はカナダ人とはぜんっぜん違います。
はるかにイギリス人と近い。 メンタリティーもそうだし、志向がイギリスに向いていて、大学を卒業し20代のうちに数年ロンドンで働くのは非常にポピュラー(子供が生まれるとオーストラリアに戻る人が多い)。
衣料品、食品などのコンシューマー製品も欧米向けと同じマーケティング(商品、広告・宣伝)が基本路線で、それにアジア系などマイノリティーに向けたサブバージョンも作る、と聞きました。
それだけにケビン・ラッド首相が去年アジア・太平洋共同体構想を打ち出したときはちょっと驚いた。 「いや、キミに”共通の価値観”とか言われても」みたいな。
日本記者クラブ記者会見(2008年6月11日):「アジア・太平洋共同体」を提唱する

Continue reading


本、大人読み

『本1冊で13,000年を俯瞰する』でご紹介した『Guns, Germs, and Steel: The Fates of Human Societies 』(日本語訳:『銃・病原菌・鉄』)があまりに面白かったので、続けて同じジャレド・ダイアモンド『Collapse: How Societies Choose to Fail or Succeed』(日本語訳:『文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの 』)を読みました。
いやー、『銃・病原菌・鉄』に負けずとも劣らず面白かったです。
『銃・病原菌・鉄』が西洋文明が繁栄した理由を解明した本でスリリングだったのに対し、『文明崩壊』は過去の偉大な文明がなぜ滅亡していったかを解明するもので、前半の章(日本語版では上巻)はイースター島、マヤ文明などの文明が崩壊していく経緯が克明に描かれていてどーーん、と暗く読んでいました。 ところがそこから彼の圧倒的な専門知識(植物相、動物相、気象、地理etc.)と広い視野を駆使して現代社会が直面する環境問題につないでいく手法が圧巻。 ジャレド・ダイヤモンド(現在はUCLAの教授)は71歳なのですが、本の最後でなぜ自分の半生を地球環境問題に捧げることにしたかという理由にも触れ、感動ー。
こういう読んでいるだけで自分の血流が速くなるのがわかるような素晴らしい本は、やはり原著が英語のものに多いです。
感銘を受けたときはその本の著者の本を片っ端から読む「大人読み」をすることにしています。 次に私が最近大人読みすることにした著者を紹介、全員、超有名人ですが。 このブログですでに紹介した本はかっこ内にエントリーへのリンクを貼りました。

Continue reading


ついに恐れていたことが・・・

ついに恐れていたことが起きてしまいました。
日本でも報道されていると思いますが、オーストラリア南東部のビクトリア州では記録的熱波のため、7日(土)大規模な山火事が発生し、夫と夫の家族が30年以上にわたり家族ぐるみの付き合いを続けてきた友人の家が全焼してしまったのです(写真はAFP)。
火事の様子を伝えるBBCの映像(↓)。
BBC : Australian fire death toll rises
Scores die in Australian inferno
victoria_bush_fire1.jpgその友人夫妻には私たちのメルボルンでの結婚式の司会をお願いしたため、昨年1月にはメルボルン北東100kmほどにある自宅近くに挨拶に行きましたが、広々とした牧草地が広がるのどかな丘陵地帯でした。 ワイン名産地の近くでワインセラーを改造したオシャレなワインバーで飲んだワインが美味しかったなー
その付近は現在まだ鎮火されておらず近づけないそうです(住民に避難命令が出て避難したため、身は安全でしたが)。
現地の別の友人によると、1分間に1kmのスピードで火の手が広がったため、亡くなった人の多くは車で逃げる途中だったとか。 
オーストラリアでは何年も深刻な干ばつが続いており、水不足が住民にも影響を及ぼしている様子は以前『水は国家の命綱』に書きました。 今年に入ってメルボルン郊外で最高気温が47.9度に達するなど「100年に1度の熱波」に襲われています。

Continue reading