京都でこだわりの京都体験をプロデュースしているベンチャー旅行企画会社の社長の方とお会いする機会がありました。
もはやブランド化した京都の2007年の年間観光客は4,900万人を突破したそうです(→京都市観光調査結果)。 京都市の人口は140万人なので、この数字がいかにすごいかがわかります。
私は母が京都出身、学生時代を京都で過ごしたので京都には格別な思い入れがあります。
就職と同時に東京に引っ越し、それ以降海外と東京を行ったり来たりする生活ですが、京都に帰るたびにほっとします。 春と秋には一斉に京都特集が組まれるほど和のブランドとなった京都、最近は”和げいこ”と称して華道、茶道、和菓子、お作法など習うのが女性に人気で、元地元民としてはマスコミに踊らされている感がありながらも「私もやってみたいなー」と思っていたのでした。
行くたびに町家を改装したオシャレなカフェ、ご飯どころも次々とオープンしています。
ところが、前述の社長の方いわく「京都の古い建築物を活かした新しいプロジェクトの半分以上は東京資本か外資。 こんなに観光客が増えていて京都市の税収が伸び悩んでいるのは、東京や外資に持っていかれているからなのよー」とのこと。
好きな京都が観光客増により段々変わっていく(嵐山など一部では見ていられないほど醜悪な街並みになったところも)、そればかりかその収入が地元に落ちていないなんて・・・