前回の続きで、キャリアのひとつめの山を下りるときの話。
「稼いでいた頃の私症候群」は心理的な抵抗感ですが、キャリアを下りたときに生じる経済的損失の方が多くの人にとっては恐怖だと思います、これが怖くて沈みかけた船から下りられない人は多いはず(今、船から下りないとその船は沈んでしまうので、『どうせ痛い思いをするなら早めにしよう』なのですが)。
対策としては当たり前のことしか書けないですが、
- 1. 山を下りる前に次の山に登る
- 2. 生活レベルをダウンシフトする
- 3. 夫婦でシングルインカムで暮らせるよう支出を抑える
- 4. 山を下りる前に生活費を貯金しておく
1. は『ワーク・シフト – 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉』でも勧められていた方法ですが「これができたら苦労しない」ってやつです。 そもそも今後の世界で通用するレベルの次の山を築こうと思ったら、本著でもマルコム・グラッドウェルの『天才! 成功する人々の法則』
でも述べられているように、何をマスターするにしても1万時間(1日3時間を10年)を費やさなければいけないので、フルタイムで働いている人がこの時間を捻出するのは難しい。
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