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一家の大黒柱が無職になった – 2

昨日の続き。

「こんな体調で出張に行ったら本当に体を壊すから行かないで」と朝3時に過労なのに海外出張に行こうとする夫を止めようとした私。

1. 大事なのは一に自分の健康、二に家族の健康。 仕事は三の次、四の次、五の次である。
あなたが家族のために一生懸命働いているのは知っている。 それならなおさら一家の大黒柱は自分の健康が一番大事。 機内アナウンスで「自分の救命具をつけてから周囲の人が着用するのを手伝ってください」とあるのと一緒。 次に家族の健康が大事。 それ以外のことは何とでもなる。 仕事は辞めたらまた見つければいい、家も今買わずにまた後で買えばいい。

2. 精神の病は、身体の病より、かかっていることに気がつきにくく、回復に時間がかかる。
精神的に参っているなら、休息を取らなくてはいけない。 申し入れても休息を取らせてもらえないなら逃げればいい。 あなたがこの出張に行かなくても、おそらく会社はつぶれない。 でもあなたがつぶれたら回復にはずっとずっと時間がかかる。

3. もし今、この会社から職をオファーされたら受けるか? 答えがNOなら時間と健康を無駄にせず、辞めるべき。
すでに転職が間違った決断だと気づいているなら、この会社に少しでも長くいることで、その決断が正しい決断に変わる可能性はない。 間違った決断をすることは時にはある。 重要なのは、今後同じような間違いを起こさないことであり、行動した自分を責めることではない。
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一家の大黒柱が無職になった – 1

・・・というタイトルをつけたけど、私の夫の話です。

2年前のこの時期、夫は転職しました。 同じ業界内ですが(夫の職業は戦略コンサル)、夫の上にはパートナー(ファームの共同経営者)2人だけという小さいファームにシニアなポジションで入社。 新しく入ったこの会社が、、、ブラック企業でした。

期間の短いプロジェクトを次々こなすため、常に締め切り前で帰宅は私と息子が寝た後、終電やタクシー帰りが多くなりました。 ただ長時間勤務なだけであれば、この業界はよくあることなのですが、パートナーである上司が、、、ブラック上司でした。 マイクロ・マネジメントの典型で部下の行動を監督し、侮辱的な言葉で部下を威嚇し長時間労働を強要、週末も電話やメールでの指示が止みませんでした。 夫はこの上司の右腕として同じように部下をマイクロ・マネジメントするように言われることが本当に心理的に苦痛のようでした。 スケジュールはすべてこの上司が決めアシスタントがアレンジするため、夫にはスケジュールのコントロールの自由がありませんでした。

転職当初は「2年がんばる」と言っていたのが、「1年半は」になり、「1年もつかなー?」になりました。 私が「この会社にいるのはもう長くないな」と思ったのは、夫が珍しく会社を早く出ることができ「今日こそベッドに入る前に息子の顔が見れる!」と喜び勇んで帰ってきた晩のこと。 1歳になるかならないかの息子はパパの帰りを待つことができず、夫の帰宅5分前に寝入ってしまいました。 走って帰ってきてベッドタイムに間に合わなかったと知ったとき、夫はあまりの悔しさに涙を流してしまいました。 
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