夫が最近はまっていて立て続けに本を買っている著者がTED(→『一流なウェブもの2つ』で紹介)で話していたので聞いてみました。
うーむ・・・ 深いなあ・・・
Alain de Bottonというスイス人の哲学者・作家が語る「親切で、優しい成功哲学」というスピーチです。
Wikipedia : Alain de Botton
すばる文学カフェ:アラン・ド・ボトン
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親切で優しい成功哲学
一流なウェブもの2つ
『魂を揺さぶる写真』というエントリーで、Steve McCurryの写真を紹介したところ、この写真展がきっかけで(?)彼女にプロポーズしたという人を初め、「すごい!!!」という感想をもらって嬉しかったので、今日は最近はまってるものを2つ。
その1。
Steve McCurryも所属しているMagnum Photos(*1)の『Magnum In Motion』。
*1・・・「世界最高の写真家集団」としてその名を知られる、写真家グループ。 現在約50名の写真家・フォトジャーナリスト(報道写真家)が在籍。
超一流のフォトジャーナリストの写真をスライドショー形式でエッセイの語りで魅せるもの(ビデオポッドキャストも対応)。 それぞれの写真の持つ力が強力なので、PC画面でも食い入るように見てしまいます。 写真のようなアートでもネットで(しかも無料で!)鑑賞できる時代がきたのだなー、とちょっと感動。
『Magnum In Motion』にあるPhoto Essayの数も多く、毎晩大事に見ているのですが(報道写真とあって暗いテーマが多いので寝る前に見ると気分が暗〜くなってしまうのが難)、やっぱり一番好きな写真家はSteve McCurryかな?(リンク貼っておきます)
South Southeast – Feeding on the Colors of Asia
無知な外国人の赤っ恥
今週月曜に、Toastmastersで3回目のスピーチを行いました(Toastmastersについてはコチラやコチラをどうぞ)。
3回目のスピーチの目的は”Get to the point”(核心をつく)。
私の行っているクラブは、国籍も職種もバラエティ豊かで、皆が共通に理解するトピックを選ぶのが難しいのです。 最近、環境保護系のトピックを話す人が多くて、内容かぶっててつまんないな、と思っていたので、皆の興味をそそり、なおかつcontroversialな(論争を呼ぶ)トピックにしようと思って、普段から思っていたことを話すことにしました。
タイトルは”Uniquely Singapore”(シンガポール政府観光局の標語を皮肉っている→参考:『また来たくなる、日本』)
普段思っていたことというのは、こちらのエントリーに書いた下記のようなこと。
私がもっともシンガポールの気にいらないところは、どこを見渡しても似たようなコンドミニアム、ショッピングモールが何十と立ち並び、沖にはカジノリゾート・・・ 全くcharacter(日本語では個性、特徴?)がないところ。
古都出身で古い街並みをこよなく愛する人間にとっては、薄っぺらく見えてしまいます。
そこで私たちはシンガポールの歴史的建造物であるショップハウス(1Fが店舗、2Fが住居)を改装したアパートに住んでいます。 対して、シンガポール人が好むのは(ほとんどのシンガポール人は公団に住んでいるので「憧れる」が正しいか)、プール・ジム付きの施設が整ったコンドミニアム。
「ショップハウスに住んでいる」と言うと相手がシンガポール人か外国人かによって反応は真っ二つに分かれます。 シンガポール人は無言、「(心の中で)へー、そんなとこ住めるんだー」という反応。 外国人は「うらやましい!!!」と羨望の眼差し。
シンガポール人には「町家を改装した住居に住んでいる物好きガイジン」くらいに見られています、たぶん。
歴史を変えるスピーチ
ブログに書くのが遅くなりましたが、6月4日にカイロ大学で行われたオバマ大統領のスピーチは感激しました。 去年11月5日の大統領選勝利宣言が『歴史に残るスピーチ』ならこっちは『歴史を変えるスピーチ』だろうなー
55分という長いスピーチで、大統領選勝利宣言のように派手さはないので、しっかり座ってじっくり聞く必要がありますが、一語一語噛みしめて聞くと良さが伝わってきます。 私はホワイトハウスのサイトで、ながら作業をしながら聞き始めたのですが、途中で目が(耳が)離せなくなり画面を凝視しながら聴いていました。
中東の苦悩を肌身で感じてない私でもじんわり涙が出てきちゃったんだから、中東のアラブ人が熱狂したのはわかる。
YouTubeにもありますが、BBCのフルバージョンのリンクを貼っておきます。
BBC : Obama’s Middle East speech in full
こちらがテキスト全文(BBCの解説付き)。
BBC : Obama speech: An analysis
アメリカとイスラムの関係(すでにイスラムはアメリカ社会の一部)、イスラエル問題、9/11、イスラムの女性差別、etc・・・こんなに複雑に絡み合い広範に渡る問題を、「一朝夜に解決できるという理想は抱いていない」ことを認めながら率直に語る人を見たことがない。
初Toastmastersスピーチ
以前『toastmasters@シンガポール』で入ります!と宣言したtoastmastersですが、ようやく先週初めてのスピーチを行いました。
Toastmasters Internationalという非営利団体が開発したパブリック・スピーキングやリーダーシップ・スキルの向上を目的としたプログラムを使い、全世界に広がるToastmasters Clubが各自に活動を行っています。
私が入っているクラブは月3回例会があり、毎回Table Topics(即興スピーチ)、Prepared Speech(準備スピーチ)、Prepared Speechへのフィードバックからなります。
Table Topics(即興スピーチ)への参加は自由、Prepared Speech(準備スピーチ)はテキストの1から10までのプロジェクトを順にこなしていくのです(10まで終わった人はAdvancedコースやLeadershipコースなどもあり)。
初スピーチはプロジェクト1の”The Icebreaker”(自己紹介)。
タイトルを「5、5,000、1/5」とし、「それぞれの数字が現す私」という形で話を組み立てたら思いのほか好評で、初なのにBest Prepared Speakerを受賞してしまいました(上手なスピーカーが時間制限で失格したからだけど)。
Toastmasters@シンガポール
オバマ大統領当選の時に書いた『歴史に残る名スピーチ』というエントリーにこのブログの方にコメントで紹介してもらったToastmastersというクラブに入ることにしました(コメント消えてしまいました、ごめんなさい!)。
正確にはまだ申込書を書いていないのですが、2月から入る予定。
以前読んだ『トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!』に「地元のToastmasters clubに入ろう」とあったので、聞いたことはあったのですが、原書(『The Brand You 50』
)で読んだので、Toastmastersそのものに関する説明がなく、何かわからずそのまま忘れていました。 MIKIさん、ご紹介ありがとうございます。
で、Toastmastersとは何かというと、パブリックスピーキングのスキル向上を目的とするクラブです(オバマのスピーチに影響された超単純な私)。
Wikipedia : トーストマスターズ・インターナショナル
11月と12月にもシンガポール一歴史あるToastmasters Club of Singaporeにゲストとして参加したのですが、いやー、メンバーのスピーチの上手なこと・・・
に気圧されて、いまいちコミットすることに尻込みしていたのでした。
ところが、今週月曜に行われた今年初めての会に3度目の正直でゲスト参加して、ようやく、ぽーんと背中を押されました。
歴史に残る名スピーチ
今日はみんな同じことを書く気がしますが、私も書きます。
昨日のオバマの勝利宣言スピーチはよかった(フルバージョンはこちら↓)。
BBC : Obama’s victory speech in full
私はビジネススクールもアメリカを避けてヨーロッパに行ったくらいなので、アメリカ礼賛主義からは程遠いのですが、そんな私でもこんなリーダーに”America can change”と言われると本当に変われるだろうなー、という気がしたし、こんなリーダーだったらついていってもいいかな、という気さえしました。
今日はこの素晴らしいスピーチを利用して役に立ちそうなことを2つ。
1つめは、パブリックスピーキングについて。
よく言われることですが、アメリカの政治・経済のリーダーのスピーチのうまさは日本の政治・経済リーダーのそれとは比べ物になりません。
「言葉の力で人種・性別・思想・信条が異なる多彩な人々を率いる」ことで鍛えられてきたからであり、似た者同士、仲間内のなあなあや密室会談でいつの間にか上にいたという人たちとは鍛えられ方が違うのだと思います。 逆に言うと、アメリカ人も初めからスピーチがうまい訳ではなく(人前に立つことが何よりも怖い、という人はそれこそ大勢いる)、訓練の賜物なんでしょう。
附高のみんなへ – 今なら感動してもいいんだよ
私の高校時代の授業で一番印象に残っているのが英語の授業。
英語の先生は当時30代後半だったので、1950年代生まれ。 アメリカが圧倒的にすごかった時代に青年時代を過ごしたからなんでしょう、自分が感動したというスピーチや歌など音源を探してきて授業で聞かせてくれました。
当時の授業で特に印象に残っているものをYouTubeで探してみると、ある、ある。
特に有名なMartin Luther King, Jr.の”I have a dream”スピーチ。
アメリカの黒人の公民権運動とは、時代背景も人種も全く共有しない私でも、最後の”Let freedom ring…” “Let freedom ring…”のところは鳥肌が立ちます。
日本で40年後にも聞き続けられ感動を与えるスピーチってあるんでしょうか?
スピーチ原文(英語):Martin Luther King Jr. – I Have a Dream
スピーチ日本語訳:マーチン・ルーサー・キングのスピーチ – 私には夢がある!
背景を知りたい方はコチラ↓
Wikipedia:マーティン・ルーサー・キング・ジュニア