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世界はブラック・スワン

チュニジアに端を発した中東の政治不安がイエメン・アルジェリア・エジプト・バーレーン・リビアと次々と飛び火しています。 「ソーシャル革命」などと言われていますが、私は「世界がいよいよブラック・スワンになった」と思いました。
ブラック・スワンとは以下のような特徴を持つ事象のこと。

一つは予測できないこと。
二つ目は非常に強いインパクトをもたらすこと。
そして三つ目は、いったん起きてしまうと、いかにもそれらしい説明がなされ、実際よりも偶然には見えなくなったり、最初からわかっていたような気にさせられたりすること。

(ナシーム・タレブの名著『ブラック・スワン』については、以前ブログで紹介しています→『「果ての国」に生きる – 1』『- 2』
もはや覚えている人は少ないと思いますが、チュニジアデモのきっかけは、去年12月17日。 大学卒業しても職を得られなかった若者が路上で野菜を販売していたところ、無免許だとして警察に商品を没収され追い払われ、そのわずかな生計を立てる手段さえ奪われたことに抗議し焼身自殺を図る。 その小さな街で、彼を政府の無策に対する殉教者だと人々がデモを行った様子がYouTubeに投稿されるやいなや全国規模のデモに発展します。
それがチュニジア政権を倒し、エジプトでは30年間独裁していたムバラク大統領を引きずりおろした、という・・・(NY Timesのupdateがよくまとまっています)

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波が来るときまで足腰を鍛える

突然、本田直之さんからメールを頂きました。
そう、今までレバレッジシリーズの本を紹介してきた(→1, 2, 3)ビジネス著者、コンサルタントの本田さん。
6月から始めたこのブログ。 たまに驚くような方にメール頂くのですが、今回はビックリしました。 本田さん、ありがとうございます。
私にとって本田さんはビジネス本著者でありサーフィンの先輩なのです。 暴露するのも恥ずかしいのですが、私は2年くらい前まで波乗りしていました。 とは言えサーフィンは数回トライした後、難しすぎて挫折。 もっぱら千葉がホームグラウンド、ハワイ・バリの波にもチャレンジしたことがある万年初心者ボディボーダーでした。
波なしのシンガポールに移住したので完全に遠ざかっていますが、男の子が生まれたらサーファーに、という自分勝手な夢を抱いています。
で、今も波の映像を見るだけで興奮するのですが、波乗りが好きな最大の理由のひとつが「波乗りはまるで人生の縮図」だからでした。
(注:ここからは飲み会でサーファーに語らせるとこうなる、という疑似体験をどうぞ)

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