Category Archives: 7. 心・精神

7年ごとの成長記録

こんなにも面白いドキュメンタリーがあるのかと思った・・・
・・・けど、NHK制作の日本バージョンが去年放送されていたそうなので日本の方が知ってるかもしれません。

イギリスに住む階級・環境が異なる7歳の子どもたちをインタビューし、7年ごとに同じ出演者にインタビューを繰り返す長期ドキュメンタリー。 1964年に英グラナダテレビが制作したドキュメンタリー『Seven Up』が元祖でその後、旧ソ連・アメリカ・南アフリカ・日本などでも制作・放映されているそう。
Wikipedia: UPシリーズ

元祖のUpシリーズ(出演者が56歳になった”56 Up”まで放送済)は普通の個人の人生を長期に渡って追うと同時にその間に起こったイギリスの社会の変化を映し出すという世界に前例を見ない人間の成長の歴史として伝説的なドキュメンタリーとなりました。
私が見たのは今イギリスBBCで放送中の『7 Up New Generation』、2005年から7歳を追った新シリーズで現在は出演者たちは21歳になっています。
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なれたかもしれない私にならなかった私

5月、6月はほとんどブログを更新できずに終わってしまいそうです。 今週から妊娠9ヵ月(何と3人目!)なのですが、その体で改装終了間近の家に引っ越して、フランス行って、東京行って、また帰ってきてから工事終わらせていたので、死にそうな生活を送っていました。 いやー、産まれる前に工事終わってよかったです、ほんと。

東京では時差ボケ&梅雨入りしたばかりで体調不良でしたが、無事に弟の人生の門出も祝えたし(←メインイベント)、昔の友達やオフ会の皆さんにも会えました。
そんな中、私が卒業した仏ビジネススクールINSEADの同級生と飲んだ時のことを。
東京行く前の週にフランスで同窓会があったのですが(→『10年目の同窓会』)、東京に住んでるみんなは忙しくて来れなかったので会うのは久しぶり、近況報告に花が咲きました。 メンツは男3人、女2人(私含め)。 全員留学前から転職していて、PE(プライベートエクイティ)、VC(ベンチャーキャピタル)、Google、某欧州高級ジュエリーブランド・・・と「ザ・ポストMBA」って感じ、当然稼いでる。 住んでいるのは麻布・汐留など都心のタワーマンション。 全員結婚しており子どもは0 – 2人。 東京のオシャレな店も美味しい店もたくさん知ってて、「あー、私があの時、仕事辞めずに東京残ってたらこんな生活だったのかなー?」という感慨がありました。
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10年目の同窓会

週末、夫と2人で私たちが卒業したINSEADというフランスのビジネススクールの10年目の同窓会に行ってきました、パリ郊外の街Fontainebleauまで。 ブログには5年前に『5年目の同窓会』というエントリーを書いていますが、これからさらに5年経つんですねー。

私たちは同窓会の直前に(改築し終えたはずの)家に引っ越したばかりで、前1週間ほど狂ったように忙しく「とりあえずパスポートだけ持てば何とかなるだろう」と、留守中に子どもの面倒を見てくれる夫の両親に息子たちを押し付けてユーロスターに飛び乗りました。

そして同窓会の3日間を終え、またユーロスターに飛び乗って帰ってきて、改めて思うことが2つあります。

ひとつめは人生を豊かに過ごすために、自分の友人ネットワークにInvest(投資)しようということ。 この「投資」とはお金もそうですが、時間も含みます。
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高級住宅街の鬱病患者

3年前のことですが、夫の長時間労働が続き過労になっていたので、無理矢理仕事を休ませて病院の予約を取って送り込んでことがあります(詳しい経過は『一家の大黒柱が無職になった – 1』『- 2』『- 3』)。 その時、夫が医者で経験してきたこと。

1日数時間の睡眠で何週間も何ヶ月も働きゾンビのようになっていたので、私は夫に「隅々まで念入りに健康診断してもらってきて」と送り出しました。 ところが、診察した医者は夫から状況を聞き、簡単に血圧チェックなど診断を行ったあと「妻を殴ったり暴力をふるったか?」と聞いたそう。 そして現在の職場環境や労働時間よりも夫が生まれ育った環境、両親の夫婦仲、育てられ方などを詳しく聞き出した後、次のような話をしたそう。

過労による影響は身体面よりも精神面に現れる、精神の病の方がより深刻。
この地域(家の平均価格が£1 mil. = 1億7千万円の住宅街)のプロフェッショナル職の多くが過労によるストレスで医者を訪れる。 高給を得て美しい家に住みながら高額住宅ローンと仕事のストレスで精神を病む30 – 50代がいかに多いことか。
あなたは明らかに両親に健全に育てられたのでストレス耐性は強いはず、鬱病のリスクは低い。 早く帰って休みなさい。

帰ってきた夫からこの話を聞いて「興味深いなー」とは思ったものの、深く理解するだけの知識がなくそのままになっていました。
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赤いオープンカーに乗った太った禿げオヤジ

大変遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

毎冬恒例のSeasonal Affective Disorder(SAD、日本語だと「冬季うつ病」)っぽくなりながら、南国へ脱出したりしていました。

今日のタイトルの「赤いオープンカーに乗った太った禿げオヤジ」。 休暇中に私版「赤いオープンカーに乗った太った禿げオヤジ」に出会ってしまいました。

このオヤジとは以前『アメリカ人ビジネスマンとメキシコ人漁師の話』『Interrupting Interruption』でご紹介したTim Ferris著『The 4-Hour Workweek』(邦訳:『なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?』)の中の”the bald fat man in the red BMW convertible”に由来しています。

何のことかわからないと思うので少し解説。
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「世界級」の次にあるもの

家で仕事をしているので平日はほとんど外出せず、週末も幼児2人を連れて移動するのが億劫で近所で過ごしてるため、ブログのタイトルが恥ずかしい近頃です。
このブログの背景はABOUTページに書いていますが、2008年に生活の拠点を東京からシンガポールに移した時点で始めました。

社会人になってから10年弱、海外出張ばかりしていました。 特にシンガポールに移る前の4年間は、一応東京に拠点はあるものの荷物置き場と化し、空港⇆ホテル(or サービスアパート)⇄客先の3点移動をタクシーで繰り返す生活でした。 ビジネススクール同級生の生活も似たようなものでした。 その頃もう英語圏ではFacebookが流行っていたので、「明日からシンガポール出張」と書くとすぐ「僕も〜、時間合ったら会おうよ」、「惜しい! 先週までいたのに」と誰かからレスが返ってきました。 地球の裏側まで友人の結婚式のため飛んで1泊で帰ってくるなんて普通でした(マイルが余りまくってるため。 夫はシンガポールからLAの友人の結婚式に1泊3日で行ってました)。

そんな生活スタイルが似た友人との会話は「今どこ住んでるの?」、「今後どこ住むの?」でした。 グローバル根なし草だった20代後半〜30代前半の私たちは、世界中の美しい場所を見て、世界中の美味しいものを食べて、得意面と一種の刹那感を同時にまとっていた、と思います(→『旅とデジャヴ』『Home Sweet Home』)。 同じ生活スタイルを持つ彼らとは、高校・大学の同級生や会社の同期よりもずっと似た悩みを共有していました。
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頭にイメージを描く

このブログのトップに使っている写真、誰だろう???と思ってた方はいるでしょうか?

iStockphotoで買ったイメージ写真なので知り合いではありません。 家族で海岸を散歩するという毎日を自分の頭に焼き付けるための写真(ママである女性が妙にセクシーですが、これは私のセルフイメージではなく、男の子2人の写真を探したらこれしかありませんでした。 ストックフォトって一男一女みたいなトラディショナルなイメージしかないのです・・・)。 ポイントは「旅行に行った場所で」ではなく、「毎日家族で散歩する」、つまり海に近いところに住み散歩する時間があることも意味しています。

昨日の『理想の1日』とも共通していますが、自分の頭の中にビジュアルイメージを描くことはそこに近づくために大切だと思います。 アスリートやモデル・俳優などは日常的にやっていますよね。
で、海岸を散歩する毎日をあきらめたわけではないのですが、今の散歩/ランニングコースがこれ。

Thames1

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11時間マラソンオフ会

off kai at pub週末はこちらでお知らせしていたオフ会をやりました。
ロンドン郊外のパブでワイン片手にランチ食べながら開始、総勢16名。 私のオフ会はいつもそうなのですが、みなさん身軽にいろいろなところからやってこられます。 今回は東京から2名、うち1名はウィーンから日帰りロンドン。 海外→海外の横移動も多く、ロンドンの前はノルウェーだったりシンガポールだったり。 シンガポールといえば在住経験ある人が私含めて4名。 アジアの中心都市=シンガポール、ヨーロッパの中心都市=ロンドンなのでしょう。

学生と社会人が半々、共通の話題は「これからどこに住むか」でした。 ほんと、住むところは悩みますよねー

お昼に始まったこの会、パブの後は場所を替えて・・・
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ご飯茶碗がアクセサリー入れに見えた

rice bowl子どもがいるといくら整理しても物が増えて増えて困ります。 もうすぐ引っ越すので、キッチンで食器類を眺めていたときに、ふと私がひとり暮らしをしていた頃から持っていた湯呑みとご飯茶碗のセットにピン(!)と閃きました。 10年以上前に京都伊勢丹の食器売場で買った花柄のセット、数ヵ国に渡る引っ越しでも捨てられなかったのですが、結婚してからさっぱり出番がなくなっていたのです。

日本の食卓では、家族全員がマイご飯茶碗、マイ湯呑み、マイお箸を持っているのが普通だと思います(私の実家はそうでした)。 一方、西洋ではマイディナープレート、マイグラス、マイフォークなどはありません。 例えばお皿ひとつとっても同じ種類で揃えるか(セットで買うと通常6個で1セット)バラで買うかはともかく特定の家族の一員に属していません(もちろん子ども用食器はあります)。 我が家の和食器もそれに習って同じ物を複数Maduで購入して日常的にはそれを使用しているので、私のひとり暮らし時代のマイ食器は出番がなかったのでした。
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Slow Dance

次男が7ヵ月になり、ナーサリー(保育園)に通い始めました。 通い始めてすぐにお約束通りバイ菌をもらい1週間も高熱と嘔吐が続いて私も次男もふらふらでしたが、今週からナーサリーに復帰。 家族の新しい日常が始まりました。

魔の2歳(Terrible Twos)満開のまま突っ走ってきた長男はもうすぐ3歳(→『一生忘れたくない瞬間リスト』)。 まるで憑き物でも落ちたかのように癇癪が減りました。 いやー、あれは何だったんだろう?(苦笑)

長男が産まれる前に『人生をスローダウンする – 1』『 – 2』なんてエントリーを書いておきながら、ついつい予定をいっぱい入れ過ぎてスローダウンするのが苦手な私。 小さい頃、母親にはいつも急かされてた記憶がありますが、ふと振り返ってみると長男に1分に5回くらい「早くして」と言っている自分に気づきます。

そんな訳で今日は”Slow Dance”という詩をご紹介(出典はこちら、訳はこちらから)。
難しいよねー、スローダウンするの、わかってます。 でもやらなきゃいけないの。
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