Category Archives: 人脈・ネットワーキング

求職者の心構え

先週のエントリーでmegumeguさんからブログネタのリクエストがあったので、今日は「求職者の心構え」と題し、思うところを書きます(・・・と私がちんたら考えている間に、megumeguさんは採用内定されました。 おめでとうございます!)。
[ 初めにお断り ]
私は日本で2回転職していますが、2回とも人材紹介会社に登録したらすぐ紹介され面接を受けたらすぐ決まったという、余り参考にならない体験をしているので、下に書くことはどちらかというと去年から今年にかけてシンガポールで職を求める中で感じてきたこと、及び周りのケースを見てきた上での総括です。
私としては普遍的なことだと思っているので「日本では参考にならない」とか決め付けずにお読みください。
また人材業界のプロでもなんでもないので履歴書の書き方、面接の心構えなどは他のもっとふさわしい人に聞いてください。
1. 巷に出ている求人だけが企業の人材需要ではない
企業のウェブサイト・人材紹介会社・ヘッドハンター・・・etc.に出ているだけが企業の人材需要ではありません。
「こういう人が欲しいんだけど社内で探そうか、どうしようか?」という顕在化する前の需要、人材が必要ということさえ明確に認識されていない潜在需要。 人材紹介会社はフィーが高いしリスクもあるので採用は信頼する人の紹介に頼るという会社、求職者の熱意に押されて予定していなかったポジションをつくる会社・・・ 世の中にはこんなケースが溢れています。

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セクハラの境目

最近のlat37nさんのブログでlat37nさんが職場で「今日疲れてますね?」「アイラインまで、ブルーマンデーって感じですよ」と言われたことに対し、コメント欄で「職場でその発言はセクハラだ」とあったのを読みながら、セクハラについて思っていたことを少々。
結論から言うと、私は職場でこれ言われても気にならないでしょうねー、あくまで「私は」ですが。
新卒で入社した総合商社では部署初の女性総合職でした。
「彼氏はいるのか?」「痩せた?(太った?)」他あらゆる同類発言は日常茶飯事。 それでも、おじさま、おにいさま達の「部署初の女性だー♪ ちゃんと面倒見てあげなきゃ」的な面倒見の良さが痛いほど伝わってきたので、「あー、本気でよかれと思って言ってるんだろうな、この人たち」と思っていました。 だから「はいはい、あなたたちに面倒見てもらわなくても、ちゃんと自分で何とかやってますよ」と思っていたし、あんまり気になりませんでした(もちろん、しつこすぎるときはウザいと思ってたけど)。
一方、ある日連れていかれた某メーカー社長の接待の場で、接待相手の社長にチークダンスを強要されたとき、間に入ってとりなし諌めてくれなかった上司には帰りのタクシーの中で激怒しました。 部下を救わないのは明らかに管理者責任放棄である、と。
要はセクハラって受け取り手がどう思うかなんですよね。
嫌な人には何されても嫌なのである(チークダンスってのは誰にされても嫌なので、例が悪いけど)。

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「内」と「外」

池田信夫 blog でFacebook上の欧米人と日本人のコミュニケーションの違いを評して、こうありました。

プロフィールをみると、欧米人は100人とか200人とか友人がいるのに対して、日本人は10~20人。 これはもちろんFacebookが英語ベースだという理由があるだろうが、「友人」の概念に違いがあると思う。 欧米で飛行機や長距離列車などに乗り合わせると、よく隣の人が「日本から来たの?」などと話しかけてくる。 未知の人とのコミュニケーションの敷居が低いのだ。 これに対して、日本では「赤の他人」に話しかける習慣はない。(『安心ネットワークと信頼ネットワーク』より)

Facebook friendsの数の違いは単に代替サービスの有無(日本人にはmixiがある)が大きいと思いますが、一般的に日本人は初対面の人に対する心の垣根が高い、とは本当に感じます。
特に、日常生活で欧米人とのコミュニケーションに慣れてしまって全く同じノリで日本人に接すると、心のシャッターをガッシャーン!と下ろされてしまい、驚くことがよくあります。
なでられると思って見知らぬ他人にキャンキャンと尻尾を振って寄っていったら「あっち行け」と蹴られてしまい、キャンキャンと尻尾を巻いて帰ってくる犬のような心境か・・・
一番それを感じたのが、留学中の就職活動時。
一般に求人情報として出ている案件は企業の人材需要のうちのごく一部、多くの企業では個々のマネージャーに「こういう人が欲しいなあ」という漠然とした需要があり、それを掘り当てるためや、企業の社風について実際働いている人の生の声を聞くために、”Informational interview”と呼ばれる方法が推奨されていました。 それは卒業生ネットワークや個人のネットワークを使って、オフィシャルな面接ではないが社員に電話や直接会うアプローチして話を聞く方法(→『人は意外と会ってくれる』)。
知っている人の紹介であれば、ヨーロッパ人は結構気軽に、どんな仕事をしているか、どうやって仕事を見つけたか、社風はどうか、etc.電話で話してくれたので、そのノリで、日本にある外資系スポーツブランド(面接が決まっていた)で働いている人に知人を通じて電話のアポを取りました。

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ヒーローリスト公開 – 2

ライフネット生命副社長の岩瀬さんこのエントリーの下記の部分にかなりウケた。

「岩瀬君。本当に会いたい人がいたら、会いたい、会いたい、と色々な人にいいふらしなさい。そうすれば、いつかきっとどこかで縁ができて、会えるから。(中略)」
「そうですかぁ。じゃぁ、僕も言いまくるようにします。僕が会いたいのは・・・」
「会いたいのは?」
「ええ、でもなんかはずかしー」
「だれ。言ってみて」
「西田ひかる・・・」
「・・・」

すごい、正当派な趣味だな・・・岩瀬さん・・・ きっと必ず会えますよ。
私も調子に乗って「ヒーローリスト」第2弾公開!
「ヒーローリスト」とは死ぬまでにぜひ会ってみたい人のリストのことで、私も何を隠そうこちらの『ヒーローリスト公開』というエントリーに「岩瀬さん」と書いたら会えてしまったという(経緯はこちら)、そして同じくリストに書いた渡辺千賀さんからもコメントが来たりしたし(経緯はこちら)、効果抜群、実証済みの方法です。

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運命の3度目

フランス話、小休止。
去る5月29日に、またしても(笑)私不在の世界級ライフスタイルをつくる会@東京 第3回が月島スペインクラブで開かれました。
第1回の様子はコチラ、第2回の様子はコチラ
このメンバー、

人と人の出会いについて
1度目は偶然
2度目は奇跡
そして3度目は運命

ビンセントさんの詩通り、ちゃっかり1度目の偶然の出会いを3度目で運命にして、毎月この会は定期開催されるそうです。 少人数グルメ会、ロック分科会、女子会など何と分科会までできていて、第一回主催者の私もついていけておりません。
段々役割分担もできていて、お店セレクトはグルメmasamiさん。 幹事は持ち回りで、今回のデレクさんが先月結婚したMyFireさんへのサプライズお祝いから手みやげまで用意するというスーパー幹事ぶりを発揮したため次回以降のハードルがグンッとあがっているとか。
何もかも私の及ばないことばかりだなー、今度帰ったときはみんなにお願いしようっと(笑)。

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海外パーティーを乗り切って味方につけよう

一昨日の『「出たとこ勝負」力を磨くには』に、高校時代からの友人からコメントをもらいました。 彼女は学者で国際学会に出ることが多いのです。

「出たとこ勝負」と「初対面が苦手」は、国際学会(のパーティ)に行くたびに感じるなぁ。 発表よりパーティでの議論の方が緊張するかも・・・相手にしゃべらせて終わってしまったり。

私はずっと海外畑だったので、海外コンファレンスで同じ思いをしたことは何度もありますが、期間中だけ何とか乗り切れば終わる会議と異なり、留学中の初期のパーティーの方が辛かったかも。
montmelian.jpginseadは1年間(実質10ヵ月)という短いプログラムで、自分の同級生だけで400人(同時期に2学年在籍しているので合計800人)。 キャンパスはパリ南60kmの田舎町にあり、周辺に古城が点在しているため、2週間おきくらいに(写真のような)古城でパーティーが開かれました。
– グループプロジェクト(クラスで与えられ成績に結びつく課題)を組みたい相手か
– 短いキャンパスライフの貴重な時間を一緒に過ごしたい相手か
– 生涯の親友になれそうな相手か
まだ顔と名前も一致せず、お互いがお互いを短時間で品定めしているようで苦手だったなー、初めの頃のパーティー。 自分を引きずって無理矢理行ったけど。
あの1年間でだいぶ鍛えられたので、今日は「海外パーティーを乗り切って、しかも味方につける(目的を達する)術」です。 英語に関しては『口から英語がすらすらと出てくるテク』をご覧ください。

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「出たとこ勝負」力を磨くには

大前さんと船川さんの対談本『グローバルリーダーの条件』を読みました。
私は数年前から大前さんの本はひと通り読むことにしているのですが(『本、大人読み』に入れ忘れたけど大人読みする著者のひとり)、最近の大前さんはこちらに書いた『「知の衰退」からいかに脱出するか?』でもそうだったのですが、変わらない日本人サラリーマンに業を煮やして叱咤するというスタイルが多く、おそらく微妙にターゲットからズレている私にはあまり響かないのですが(大前さんのターゲットは30代後半から50代のサラリーマンじゃないかな?)、それでも得るところは多いです。
この中で、納得した一節。

日本人は「出たところ勝負」と「初対面」に弱い。 つまり不確実性の高い環境で多様性の高いメンバーとの共同作業が苦手。

本当にその通り。 私も以前はだいぶ「初対面」は弱かったし、今でも「出たとこ勝負」は弱いです。
初対面が苦手な人が多い理由は非常に同質性の高い日本という国で、さらに同質性の高い「学校」「会社」というネットワークの中だけで暮らしネットワーク間の流動性が他の国に比べて極端に低いことだと思いますが、掘り下げるのはまたの機会(があれば)にします。

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世界級ライフスタイルのための婚活

昨晩は第2回 世界級ライフスタイルをつくる会@シンガポールを、シンガポール一のお好み焼き屋なんじゃもんじゃで行いました。
総勢15名で23時過ぎまで食べて飲んで・・・ 何とオフ会のために日本から飛んできたのが3名!
みなさん、楽しい時間をありがとうございました! よければコメント欄に感想を書き込んでください〜♪
今回は国際結婚4組、海外→海外の横移動組、海外移住希望者、奥さんの転勤にダンナさんがついてきたケース、いろいろな人がいて、それぞれのお話を聞いていると飽きなかったのですが、宴もたけなわになってみんなの注目を一気に集めたのがJTPAツアーで知り合ったという夫婦。
JTPAというのは、技術を志向する日本人プロフェッショナルがシリコンバレーで働くのを支援するためのNPOで日本在住の若手技術系のために毎年ツアー・コンファレンスを企画しています。 3月の東京オフ会にも今年のツアーに参加予定の人がいたし、若手技術系で海外で働くことを希望する人たちの間では知られた存在。
そんなきっかけで知り合ったということで結婚に際し親への説明にも苦労したとのことですが(そりゃ、そうだろうなー)、よく考えるとものすごーく道理にかなった出会い方。
通常、海外に引っ越すとか言うと夫婦の方向性やキャリアを合わせるのが大変なのですが(でも、それはそれで楽しい)、初めから海外就職の志向を持った人が集まっているのだから、いきなり結婚における重大条件(人生の方向性確認)クリアなわけです。

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事実なんてない。あるのは認識だけ。

先日、このブログに以下のような趣旨のメールを頂きました(もっと長いメールだったのですが、今日は一点に絞ります)。

「人の肩書ではなく、内面を重視し世界中の魅力的な人との交流を楽しむ生き方」とあるのに、かなり会社名、学歴、特にla dolce vitaさんの友人を紹介する時は必ずと言っていいほど入っていますよね。 目的として書かれていることと実際の文と少しギャップがあるのでは? エリート主義では?

私のブログに限らず、この類いのコメントはよく見るのですが、『史上最強の人生戦略マニュアル』の著者フィリップ・マグローが言うように、

事実なんてない。あるのは認識だけ。
人生に何が起きようと、その出来事をどう解釈するかは自分次第である。
状況が持つ意味や価値は、あなたがその状況に持たせた意味や価値でしかないのだ。

であり、エリート主義だと認識する人もいれば、しない人もいるってことだと思います。
まずは、私の理由説明。
1. ブログでは固有名詞を入れるように心がけている
今までエッセイや履歴書(CV)を書く際に「具体的に!」「固有名詞・数字を入れろ!」という訓練を受けてきたので、それが染み付いているのかもしれません。

A. 法人営業部のチームリーダーとして売上向上に貢献した
B. 部下6名を率いるチームリーダーとして東京都3区(品川・港・目黒)の大企業10社を対象に2007年下半期5億円の売上(前年同月比20%増)を達成した
「AとBの文章だと明らかにBの方が説得力あるでしょ」という訓練です。
東京で行ったオフ会でもこのブログは「実際の会社名と具体的なエピソードでリアルで面白い」という声が多かったように思うので、効果は出ているのかと。

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ブログにまつわるエトセトラ

もうすぐ始めて1年になるこのブログ、じわじわ、じわじわと読者が増えてきて月間ページビューが5万PVを超えました(Google Analyticsという解析ツールを入れています)。
・・・それで?、という人がほとんどだと思いますので、有名ブロガーのページビューを調べてみました(ブログ名のリンクがブログトップページ、日付のリンクがデータ参照元)。
池田信夫 blog・・・200万PV(2008年12月
404 Blog Not Found・・・160万PV(2008年6月
こうやって有名人と比べると多いのか少ないのかわかりませんが、自分では多くなってきた感があります。
最近の面白い話では・・・
– 「今度シンガポールに行くのでぜひ会ってください」が増えてきた。 先週1人、今週1人。
– 今週末は何とブログ読者の結婚式。 初対面で結婚式に招待されたのは生まれて初めて。 同時に招待された夫は何が起っているのかわからず目が点・・・ (Mさん、楽しみにしてますよ〜)
第2回シンガポールオフ会に日本から参加したい/検討中という人が何と5人も現れた。 いや、みなさん、ただの飲み会ですから・・・(笑) 歓迎ですが・・・ ちなみにこちら、今週末で締め切りますので、まだの方はお早めに♪
– シンガポールに来てから知り合った日本人は「全員」ブログを通して知り合った(もしくはブログ読者が紹介してくれた)。 わざわざこちらからいろいろな会に出かけていったりしなくて済んでいるため、大変喜んでおります。

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