Category Archives: 海外に住む

働くママ応援CMに全く共感できなかった件

Yahooニュースで見たこのニュース”くわばたりえ号泣…山崎まさよしの応援ソングに「わたし全然アカン…」”が気になってボンカレーのCM探して見てしまいました。

えっ??? これ???
この主人公、何で落ち込んでるの? どこが「私、ちゃんとできてるかな?」なの?
家の中超キレイだし片付いてるし、お嬢さん泣きわめいたり癇癪起こしたりしてないし、メイクちゃんとしてるし、きちんとした服着てるし(白のジャケット??? ありえん!)、旦那さん優しそうだし・・・
どこが「できてない」のか全くわからなかった私。 ひょっとして専業主婦だった自分の母親と比べてる? 比べる対象が根本的に間違ってない?

ひょっとして、疲れて仕事から帰ってきて洗濯物がたまってて(たまってるうちに入らない、あの量・・・)、おもちゃが散らかってて(散らかってるうちに・・・以下略)、夕飯の支度ができてないことに落ち込んでるのでしょうか?
いや、「お母さん、自分が母親になって、また、お母さんのすごさがわかった気がします・・・」のところはいいCMだと思うのですが・・・

一方、イギリス。 去年、YouTubeにアップされるなり2週間で200万回の再生回数を記録(現在435万回)したFiat UKの母親応援CMがこちら。 私も大共感・爆笑してブログにもリンク貼ってますが(→『働く女が産んでいる』)もう1度紹介します。
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郵便番号で差別される社会

話題になっていたNHKクローズアップ現代の『”独立”する富裕層 – アメリカ 深まる社会の分断』をYouTubeで見ました(→こちら、すぐ消されると思うのでお早めに)。 アメリカで富裕層が自分たちだけの自治体作りに動き出しているというドキュメンタリー。
出版当時大きな話題となったチャールズ・マレーの『Coming Apart: The State of White America, 1960-2010』(邦訳:『階級「断絶」社会アメリカ: 新上流と新下流の出現』)をまさに地でいく内容。 この本の内容をご存知ない方は橘玲さんの『アメリカ社会は人種ではなく“知能”によって分断されている』とGen Shibayamaさんの『頭がよくないと、まともな暮らしができないのか?』をどうぞ。

自分たちのための自治体をつくるという立法・行政・司法まで踏み込んでいるのが、さすが世界でいち早く変化が起こる国アメリカだなー、と思いましたが、知能・経済力による居住地域の分断・コミュニティ化というのはすでに世界各地で起こっています。 ロンドンは独特の都市政策の結果、ストリート(通り)レベルで住民が異なり、コミュニティー化しています(→『都市内部での(自発的)コミュニティ化』『家探しでわかる都市政策』
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イギリスで働きたい外向きの若者へ

こちらでご案内したオフ会をして以来、すっかりブログが途絶えておりすみません。
オフ会の次の週に引っ越し、その直後に次男がナーサリーから変な菌をもらってきて私にうつしてくれたため、私もふらふらになっていました(言い訳)。 まだ咳は残ってますがようやく回復し、家の中も片付いてきました。

さて、20数名が集まったオフ会、今回も素敵なメンツが集まりました。
社会人67%、学生33%。 社会人は日系企業と現地採用がおそらく半々くらい。 学生はMBAなど修士が多いけど、学部レベルやそれ以前から留学していた人も若干名。 ロンドンの前はシンガポール・タイ・北京・ニューヨーク・ノルウェー・ドイツetc. 複数の国の居住経験がある人が多い。 小さい子どもがいる女性は全員がワーキングマザーでした(家族の時間が限られる中での参加、ありがとうございます)。

数年前から「日本の若者内向き論」がメディアで盛んに取り上げられていますが、マジョリティー(=おじさん)によるマイノリティー(=若者)のバッシングに思えてなりません。
とはいえ、海外にいる私が「私も周りはみんな外向き」と言っても、女子会ばかりしながら「周りにいい男がいない」とボヤくのと大して変わらない気がするのでマクロの話は止めてミクロの話を。
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ナメクジ屋敷

以前『国の価値観と個人の価値観』というエントリーで、シンガポールからロンドンに引っ越してきた理由として

言論の自由・法治国家の自由民主主義であること、など「本質的なこと」が子どもを育てるのには大事

と書いたのですが、前言撤回しようかというほど弱気な最近の私。

2ヵ月前に移り住んだ我が家は築120年のボロ屋なのですが(→『築120年の家を買いました』)、間取りが昔のままでバスルームが1階の一番奥、キッチンを通り抜けた奥という変な場所にあります(下水設備が未発達だった昔は一番奥にバスルームをつくり家の裏を流れている下水道にそのままつないでいたため)。
いつも通り、夜中にトイレで目が覚めキッチンを通り抜けてバスルームに行こうとしたとき、冷たくぬるっとした変な感触のものを踏みました。

んんんんん???
晩ご飯に食べたショートパスタが床に落ちてるのかな? それにしてもこのぬるっとした感触は何?
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頭にイメージを描く

このブログのトップに使っている写真、誰だろう???と思ってた方はいるでしょうか?

iStockphotoで買ったイメージ写真なので知り合いではありません。 家族で海岸を散歩するという毎日を自分の頭に焼き付けるための写真(ママである女性が妙にセクシーですが、これは私のセルフイメージではなく、男の子2人の写真を探したらこれしかありませんでした。 ストックフォトって一男一女みたいなトラディショナルなイメージしかないのです・・・)。 ポイントは「旅行に行った場所で」ではなく、「毎日家族で散歩する」、つまり海に近いところに住み散歩する時間があることも意味しています。

昨日の『理想の1日』とも共通していますが、自分の頭の中にビジュアルイメージを描くことはそこに近づくために大切だと思います。 アスリートやモデル・俳優などは日常的にやっていますよね。
で、海岸を散歩する毎日をあきらめたわけではないのですが、今の散歩/ランニングコースがこれ。

Thames1

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ご飯茶碗がアクセサリー入れに見えた

rice bowl子どもがいるといくら整理しても物が増えて増えて困ります。 もうすぐ引っ越すので、キッチンで食器類を眺めていたときに、ふと私がひとり暮らしをしていた頃から持っていた湯呑みとご飯茶碗のセットにピン(!)と閃きました。 10年以上前に京都伊勢丹の食器売場で買った花柄のセット、数ヵ国に渡る引っ越しでも捨てられなかったのですが、結婚してからさっぱり出番がなくなっていたのです。

日本の食卓では、家族全員がマイご飯茶碗、マイ湯呑み、マイお箸を持っているのが普通だと思います(私の実家はそうでした)。 一方、西洋ではマイディナープレート、マイグラス、マイフォークなどはありません。 例えばお皿ひとつとっても同じ種類で揃えるか(セットで買うと通常6個で1セット)バラで買うかはともかく特定の家族の一員に属していません(もちろん子ども用食器はあります)。 我が家の和食器もそれに習って同じ物を複数Maduで購入して日常的にはそれを使用しているので、私のひとり暮らし時代のマイ食器は出番がなかったのでした。
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グローバル上京物語

今年は次男が産まれてバタバタしている間にあっという間に師走になってしまいました。
みなさん、年末年始の帰省の計画はもう立てましたかー?

お盆と年末年始の恒例行事となった帰省ラッシュはいわずもがな、1960、70年代の高度成長期に地方から若年労働力が都会に流入、盆暮れに親元に帰省したことに端を発しています。 とはいえ、『ALWAYS三丁目の夕日』の世界も遠い昔、すでに代替わりして地方に帰省先がなくなり「帰省先は町田です」「所沢です」なんて人も増えていることでしょう。
今日のBGMはこれ(古い? 笑)

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女性とグローバルキャリア

悩み相談メールをもらってから時間が経ってしまいました。
「グローバルに国・都市を移動する生き方をしていて恋愛、そして結婚できるのか? 家庭は?」という24歳女性からの相談です(詳しい質問の背景はこちら)。

私の(特にビジネススクール時代の)友人は国境を越えて働いている人が多いですが、夫婦で国境を越えた移動をした場合、どうしても出産・育児でキャリアのギアスピードを一旦落とさざるをえない妻の方がペースダウンし、夫のキャリアを優先させることが多いです(→『MBA女性の10年後』『女性MBAの出産後のキャリア – 1』『 – 2』)。 MBAじゃなくても、夫の方が商社など海外異動が多いポジションに就いているカップルも同じ。
子どもがいないうちは期間限定の別居婚をする夫婦は数多く知っていますが、子どもが産まれてからはやはり妻の方が家庭重視にシフトするケースがほとんど。

「じゃあ、必死でがんばっても意味ないの?」と思うかもしませんが、難しいのは「夫婦共に会社員(つまり雇われる身)として海外異動すること」であり、「働くこと」ではないです。
以前書いた私の友人たちのうち、生まれ育った国以外の国で暮らしているケースだけを見ても・・・
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ロンドン栄光の時代?

もうすぐオリンピックですねー
あまり関係ないと思っていたのですが、何とうちの前の道路をオリンピックのサイクリングチームが通るそう。 うちは1階なので見えないけど、2階以上だったら家にいながらにしてサイクリングが見れたのか・・・

先々週のThe Economistもオリンピックに合わせてロンドン特集でした。
The Economist : London’s precarious brilliance
JB Press : 国際都市ロンドン:安泰ではない栄光

私はロンドンが今のような国際都市としての地位を確立する前、学生の頃からそのエッジーな雰囲気が好きだったし(→『Back to London-on-Thames』)、その成熟したところに魅力を感じて引っ越してきたのですが(→『ロンドンに引っ越します。』『成熟国からの視点』)、グローバル都市と言われればその通りで、各種グローバル都市ランキングのトップをNYと競い合っています。
Global Power City Index 2011 (by The Mori Memorial Foundation)
 1. New York, 2. London, 3. Paris, 4. Tokyo, 5. Singapore
2012 Global Cities Index and Emerging Cities Outlook (by AT Kearney)
 1. New York, 2. London, 3. Paris, 4. Tokyo, 5. Singapore
The Knight Frank Global Cities Index 2011
 1. New York, 3. London, 3. Paris, 4. Tokyo, 5. Brussels
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変わる・変わる・ロンドン

ロンドンに住んで面白いなー、と思ったのが”gentrification”という言葉(動詞はgentrify)。 イギリスだけじゃなくアメリカにもあると思うけど、日本ではあまり聞いたことがない概念のような気がします。

gentrification・・・高級化、中産階級化。 劣悪化している区域に中流階級あるいは裕福な階級の人口が流入していくのを伴った区域再開発・再建プロジェクトのことで、通常それまでの貧困層の住民が住む場所を失う(アルクより)

田舎が都市化するのはgentrificationとは呼ばず、あくまで都市中心部の荒れた地域が中産階級が好んで住む住宅街に変わるプロセスを指します。
以下、過去15年くらいにgentrificationを経た、代表的なエリア。
Notting Hill・・・1999年公開された映画『ノッティングヒルの恋人』(大好きなラブコメ!)で一躍世界的に有名になった街。 90年代以前はカウンシル・フラット(→『家探しでわかる都市政策』)が立ち並び、カリビアン系黒人が多く住む地域だった(有名なカーニバルはその頃からの伝統)。 大規模なgentrificationの結果、今では有数の高級住宅街に。 ポートベロー・マーケットも私が学生時代好きだった頃のエッジーな面影はなくなり、週末は観光客で溢れ返って歩くこともままならない昨今。

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