Category Archives: 英語・外国語

ForeignerとAlien

『イギリス人医師の見たシンガポール』に続き、イギリス人Aの視点。
彼女の視点が私に新鮮なのは、彼女が今までイギリス以外に住んだことがなく、シンガポールが初めての外国だからでしょう。
シンガポールにいる欧米人は「ボクたち長い旅の途中〜」みたいな、過去に数カ国住んだことがあり、今後も違う場所に移り住む可能性が高い人が多いので、私の周りに彼女みたいなタイプは珍しい。 初めて住む外国だから、カルチャーショックも大きいのでしょう。
今回は患者さん(中国系シンガポール人のおじいさん)に
“Where are you from? Are you a foreigner?”
と言われたことに対し、「”foreigner”とは失礼な!」とぷりぷり怒っていました。
へー・・・ ”foreigner”と呼ばれて怒る人を実際目の前で見たのは初めて。
おそらく、そのシンガポール人のおじいさんは”foreigner”という言葉に何の悪気もありません。 シンガポール人以外 = foreigner、という感覚。 同じ英語の国でも違うんですねー(単にシンガポールがinsensitiveなのかもしれないが)。
私は”foreigner”と言われても(相手に悪気がないことを知っているから)たぶん全然気にならないが、それは在日歴の長い外国人が自らを指して「ガイジン」と呼ぶ感覚と似ていると思う、彼らはほとんどの日本人が悪気なく使っていることを知っているから(もしくは、自ら皮肉を込めているのかもしれない)。

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パクス・イングリッシュの時代は続くか

elm200さんのブログで知った、すさまじい動画を見てしまった・・・ しばし絶句・・・
『一流なウェブもの2つ』で紹介したTED.comから。

日本語字幕がないのですが(中国語も韓国語もあるのに)、映像だけでわかるのでぜひ見てください。
中国での英語学習熱(English Mania)を紹介したもので、巨大スタジアムの教室で数万人の中国人の子どもたちが、英語教師の言葉を復唱して”I want to speak perfect English!”と叫んでいるのです。
程度の差こそあれ今アジア(ベトナムでもインドでも)でまさに起っていることだと思います。

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一流なウェブもの2つ

『魂を揺さぶる写真』というエントリーで、Steve McCurryの写真を紹介したところ、この写真展がきっかけで(?)彼女にプロポーズしたという人を初め、「すごい!!!」という感想をもらって嬉しかったので、今日は最近はまってるものを2つ。
その1。
Steve McCurryも所属しているMagnum Photos(*1)の『Magnum In Motion』
*1・・・「世界最高の写真家集団」としてその名を知られる、写真家グループ。 現在約50名の写真家・フォトジャーナリスト(報道写真家)が在籍。
超一流のフォトジャーナリストの写真をスライドショー形式でエッセイの語りで魅せるもの(ビデオポッドキャストも対応)。 それぞれの写真の持つ力が強力なので、PC画面でも食い入るように見てしまいます。 写真のようなアートでもネットで(しかも無料で!)鑑賞できる時代がきたのだなー、とちょっと感動。
『Magnum In Motion』にあるPhoto Essayの数も多く、毎晩大事に見ているのですが(報道写真とあって暗いテーマが多いので寝る前に見ると気分が暗〜くなってしまうのが難)、やっぱり一番好きな写真家はSteve McCurryかな?(リンク貼っておきます)
South Southeast – Feeding on the Colors of Asia
magnum_photos.jpg

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『そんな彼なら捨てちゃえば?』?

こう見えても私、ラブコメ好きです。
しかーし、この邦題では一瞬同じ映画だとはわからなかった、『そんな彼なら捨てちゃえば?』
原題は”He’s just not that into you”です。 つまり直訳は「彼はあなたに気がないだけ」。
30も過ぎると誰にでも「あれは私が○○したから嫌がられちゃったのかな?」「私が○○なんてしなければ・・・」と昔思い悩んでいたことが、実は「単に相手にそんなに気がなかっただけ」という極めて単純明快な事実以外の何者でもなかったという過去が1つや2つ、3つや4つ・・・あるでしょう。
“He’s just not that into you.”というのは、そんな無意味な悩みに明快で現実的な(しかも真実の)答えを与えている素晴らしいアドバイスなのに(そして一般的にこういう冷静なアドバイスをくれるのは男友達である)、なぜ日本語になると「そんな彼」とまるで「悪いのは彼」みたいな表現になってるのか???
そんなに若き女子を甘やかしていいのか、日本の映画界?(いや、たぶん原作の本の邦訳が出たのが先だから、日本の出版界か?)
でも映画そのものは、なかなか上出来のラブコメでしたよ(くれぐれもラブコメ嫌いは見ないでください、笑)。 こちら予告編(↓)。

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あな奥深き日本語

こ・これは面白い・・・
シンガポールに出張で来ている高校時代の同級生が買ってきてくれました、『日本人の知らない日本語』。 日本の日本語学校で日本語教師をしている先生と熱心な外国人学生の笑えるバトル、漫画です。
『ダーリンは外国人』と似てるのですが、あちらがトニーさんのキャラクターが異色で「いや、こんな外人いないから」だったのに対し、こちらはまさに私の日常です。
本には、任侠映画好きのフランスマダム マリーさんが「おひかえなすって! 私マリーと申します」と自己紹介し、「私のことは姐(あね)さんと呼んでください」と言う場面があるが、気持ちはわからなくもない(?!)。
私の夫の日本との出会いは大学時代にはまったオンラインゲームの”SHOGUN(将軍)”(たぶんこれ)とエバンゲリオンだそうだ(別に彼が特別オタクだったわけではなく、大学でエンジニアリング専攻になると突然周りがアジア系ばかりになり、彼はその中でもかなりマイルドな方だったらしい→『アジア人はなぜ数学ができるのか』)。
この前は「将軍」と「大名」と「侍」の違いを夫に教えてもらったし、「参勤交代」「百万石」という言葉も知っていた(しかし普段の日本語はたいしたことない)。 でも「忍者と芸者は大名の城の中の使用人(忍者を倒さないと大名にたどり着けない)」と言っていたので、そのへんの知識は怪しい(笑)。
そして私にはエバンゲリオントークはできないのが残念だ(時代が違う、キン肉マンやドラゴンボールトークならさぞかし盛り上がったことであろう)。

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オンライン時代の語学講座

『日本語を学ぶ人たち』に書いたように、我が家では夫が引き続き日本語学習に励んでおります(12月の日本語能力試験(略称:JLPT)2級合格は「漢字1,000文字」が全く追いつかず、あっさり断念したみたいですが)。
最近、週1回の日本語教室でのマンツーマンレッスンから、週3回のオンラインレッスンに切り替えたのですが、このオンラインレッスンが非常にいいらしく絶賛しています(香港人の奥さんがいるRくんに教えてもらいました。 ありがとう!!)
私が英語やフランス語を勉強していた頃はオンラインレッスンなんて存在しなかったので、オンラインで語学を勉強したことがないのですが、こんなに絶賛されるオンラインレッスンとはどんな工夫がされているのか聞いてみました。
今、巷には英語のオンラインレッスンも溢れていますので、選ぶ際の参考にしてください!
そのクラスとはこちら→Japanese Online Institute

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歴史を変えるスピーチ

ブログに書くのが遅くなりましたが、6月4日にカイロ大学で行われたオバマ大統領のスピーチは感激しました。 去年11月5日の大統領選勝利宣言が『歴史に残るスピーチ』ならこっちは『歴史を変えるスピーチ』だろうなー
obama@cairo.jpg55分という長いスピーチで、大統領選勝利宣言のように派手さはないので、しっかり座ってじっくり聞く必要がありますが、一語一語噛みしめて聞くと良さが伝わってきます。 私はホワイトハウスのサイトで、ながら作業をしながら聞き始めたのですが、途中で目が(耳が)離せなくなり画面を凝視しながら聴いていました。
中東の苦悩を肌身で感じてない私でもじんわり涙が出てきちゃったんだから、中東のアラブ人が熱狂したのはわかる。
YouTubeにもありますが、BBCのフルバージョンのリンクを貼っておきます。
BBC : Obama’s Middle East speech in full
こちらがテキスト全文(BBCの解説付き)。
BBC : Obama speech: An analysis
アメリカとイスラムの関係(すでにイスラムはアメリカ社会の一部)、イスラエル問題、9/11、イスラムの女性差別、etc・・・こんなに複雑に絡み合い広範に渡る問題を、「一朝夜に解決できるという理想は抱いていない」ことを認めながら率直に語る人を見たことがない。

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遠くにありて思ふ国、フランス

今日から久しぶり(といっても2年ぶり)のフランス♪
1週間ほど前から浮き足立っています、今度は飛行機に乗り遅れずに(→乗り遅れた話)ちゃんと到着するのが目標。
deneuve.jpg私にとってフランスはカトリーヌ・ドヌーブのような熟年女優や、よく熟したフルボディの赤ワインのような存在。 その魅力は年月を経たことでしか出せない圧倒的な美しさであり成熟であり、一方で恋いこがれる幾多の若者を軽くあしらい傷つけるファム・ファタル性であり、「遠くにありて思ふもの」
・・・の割には2年おきくらいに気になってちょっかいを出しにいく・・・そんな存在。
私とフランス(正確にはフランス語)との出会いは大学の第二外国語でフランス語を選んだこと。
第二外国語は必修なのでテストに通るためだけに受講し全く身に付かない(身に付けない)人がほとんどと言われていたのですが、私は無駄なことをやるのが嫌いなので、当時の京大ではフランス語だけ「フランス語8時間コース」なる集中コース(文字通り週に8時間のクラス)が開設されていたので、フランス語を選択したという、何ともdemand drivenではなくsupply drivenな理由がきっかけです。
そして世界中にプロヴァンスブームを巻き起こしたピーター・メイルの本『南仏プロヴァンスの12か月』と同名のテレビシリーズを見て、プロヴァンスに憧れ、1-2ヵ月という短期ですが語学留学も果たしました(私のフランス語力はこの頃がピーク)。

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初Toastmastersスピーチ

toastmasters.jpg以前『toastmasters@シンガポール』で入ります!と宣言したtoastmastersですが、ようやく先週初めてのスピーチを行いました。
Toastmasters Internationalという非営利団体が開発したパブリック・スピーキングやリーダーシップ・スキルの向上を目的としたプログラムを使い、全世界に広がるToastmasters Clubが各自に活動を行っています。
私が入っているクラブは月3回例会があり、毎回Table Topics(即興スピーチ)、Prepared Speech(準備スピーチ)、Prepared Speechへのフィードバックからなります。
Table Topics(即興スピーチ)への参加は自由、Prepared Speech(準備スピーチ)はテキストの1から10までのプロジェクトを順にこなしていくのです(10まで終わった人はAdvancedコースやLeadershipコースなどもあり)。
初スピーチはプロジェクト1の”The Icebreaker”(自己紹介)。
タイトルを「5、5,000、1/5」とし、「それぞれの数字が現す私」という形で話を組み立てたら思いのほか好評で、初なのにBest Prepared Speakerを受賞してしまいました(上手なスピーカーが時間制限で失格したからだけど)。

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Girls & ガールズ

TGC.jpg私は「girl(s)」、「ガールズ」という言葉が英語でも日本語でも苦手です(写真は東京ガールズコレクション)。
日本語の「ガールズ」は自分に対しても他人に対しても使わないし、使い方もよくわからないので(笑)、英語の「girl(s)」について。
1. いつまでgirl(s)と呼んでいいのか?
留学していたとき平均年齢28歳(下は25歳、上は35歳くらい)の集団だったのですが、”girl(s)”と呼ぶ & 呼ばれるのに抵抗があり、周りに何歳までなら”girl”なのか聞いてみました。 結果、答えはまちまち。
「結婚するまで女は何歳でもgirl」と断言した人もいれば、「30くらいじゃん?」「見かけ次第じゃない?」「精神年齢?」・・・etc.
なんとなくわかったのは、国によって違うのでは?ということ。 統計を取ったわけではないのですが、アメリカ人はよく言えば気が若い、悪く言えば子供っぽく、いつまで経ってもgirl(s)という言葉を使う傾向があるような。 次いでカナダ人、イギリス人、オーストラリア人など英語圏が続く。
その対極をなすのがフランス。 女性に話しかけるときは”mademoiselle”(英語のMiss)ではなく、”madame”(英語のMrs.)を使うべきであることは知られてますが、いい年した女性をgirl(s)と呼ぶことを失礼と感じるのかあまり使っていなかったような。
個人差があることは言うまでもありません。

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