Monthly Archives: November 2016

ポスト大統領選のサバイバルガイド

11月9日の朝、起きて目にした光景は本当に6月24日を再生しているかのようでした。
大外れだった事前予想も、不安が悲鳴に変わっていくFBフィードも、確定後に起きた、訳知り顔の評論家の解説も、若者たちの反トランプデモも、米各地で起きたヘイトクライムも・・・

BBCで”US Election 2016: A survivor’s guide to unexpected voting results”(2016年米大統領選:予期しなかった選挙結果に対する生存者のガイド)という記事がありました。 今回の選挙結果に大変ショックを受けているアメリカの市民に対し6月の英国でのEU残留・離脱を問う国民投票の結果に同様にショックを受けた先人(survivor)からアドバイスする、という内容です。
その中で、予期せぬ選挙結果から受けるショックとそのショックから立ち直るプロセスに、身近な人の死の”grieving process”(喪失による悲嘆のプロセス)が例えとして使われていますが、私もBrexitでは同じような喪失感を感じました。 自分が住む慣れ親しんだ場所 ー 自由で進歩的で多様性があって寛容で未来志向で外に開いた場所 ー と信じていた場所が、自分の周りの小さな世界だけで、自分の狭いサークルから外に出るとそうではない、という事実を知ることは、自分が信じていたその国の価値観(*1)を根底から疑わせるものであり、人によっては自分がその国をホームと呼ぶことに決めた自分自身の決断の是非まで疑わせるものです。
*1・・・参照:『国の価値観と個人の価値観』

悲嘆のプロセスは次の5段階を経ると言われています。
1. 拒絶:こんなことが起こるなんてあり得ない
2. 怒り:どうしてこんなことが起こったんだ? いったい誰のせいなんだ?
3. 交渉:なかったことにしてほしい、そうしてくれればXXするのに。
4. 鬱:悲しすぎて何も手につかない
5. 受容:起こったことを受け入れられる
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決める力

次男が9月から学校に入りました。 2012年7月生まれの次男は日本式には幼稚園の年少ですが、イギリスではレセプションクラスと呼ばれる準備クラスが4歳の9月から始まります。

我が家の小学校組が2人に増え、親である私の仕事は増えました。 これは俗に言う「小1の壁」に加えて、イギリスでは11歳以下の子どもがひとりで外出してはいけない(*1)ことがあります。
*1・・・法律で決められているわけではなくガイドラインであるが、学校は厳しく遵守しており、授業が終わると大人(事前に連絡すれば友達の親なども可能)のお迎えがない児童は学校の敷地から出られない。 参照:『その規制は本当に子供のため?』

イギリスの「小1の壁」は日本より高いです。 2歳の娘のナーサリー(保育園)は8:00 – 18:00ですが、小学校は8:45 – 15:15、両方とも送迎必要。 日本の学童のような放課後保育はなく、学校の敷地内にある民間の放課後クラブ(有料、15:15 – 18:15)か、学校のクラブ(有料、曜日も時間もまちまち)に預ける。 春・夏・冬休みに加え各学期の半ばにハーフタームと呼ばれる1週間の休みがあり、年間の授業日数は日本の205日前後に対し、190日。

6歳の長男はYear 2(小2)で、学校のクラブのオプションが多いので、
月:アート・クラブ@学校 15:30 – 17:00
水:水泳@外部の教室 16:00 – 16:30
木:サッカー・クラブ@学校 15:30 – 16:30
土:日本語@外部の教室 9:30 – 12:45
という状況で、時間と場所の確認をしながら2人のスケジュールをジグソーパズルのように組み合わせ、毎朝持ち物を確認し送迎(お迎えに遅れると罰金のところも)。 3つの学期と年6回あるホリデー期間(*2)の2人分の学校外のアクティビティーを、定員に達する前に申し込み、締め切りに遅れないように正しい金額を支払い、お弁当の有無など持ち物をチェックして準備し送迎を行うのです。
*2・・・子どもだけで留守番がさせられず、学童もないので学校の長期休暇は本当に大変。 参照:『イギリスの小学生の夏休み』
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